2017年11月22日。
このところサヨリスト・ひでが待ちに待ったサヨリが大蔵海岸に大量に回遊してきました。となると、サヨリに付いたシーバスや青物も当然いるはず。

ということで、サヨリ付きシーバス青物を狙ってみます。(^^)


潮汐表

潮・・・大潮の後の中潮3日目
水温・・・18度
天気・・・晴れ
風 ・・・穏やか
時間・・・5時~7時

サヨリの便りが聞こえてきたとなると黙ってはいられない。11月3日にまず様子見に出かけて、30センチオーバー3匹を含む19匹の釣果。

サヨリ

11月8日には次男と一緒に出かけ、2人で69匹の大漁となった。

サヨリ

こりゃあ、たまらんワイ!と11月12日にも出かけたが、この日は潮が動かず激シブ。28匹の釣果に終わってしまった。

サヨリ

本当に釣りは思い通りにはいかないものだ。

兎にも角にもサヨリが大量に湧いていることは確か。難しいけれど大興奮のサヨリ付きシーバスゲームも楽しめるだろう。

ということで朝5時に大蔵着。最初に結んだルアーはロンジン ジンペン125 ピンクベイトカラー

細身のボディはサヨリ付きシーバスを狙うにはピッタリだと思う。ただし本来のダイビングペンシルとしてではなく、スローな棒引きで使う。

ルアーをフルキャストし、スローリトリーブ。ごくたまにダイビングアクションを入れて魚にアピールする。

しばらくすると真っ暗な海からザワザワザワ~という音が聞こえてき、海面の一部が真っ黒になって動いていくのが確認できるようになった。サヨリが塊りになって逃げているのだ。

やっぱりサヨリ付きのシーバスはいる。

ジンペンをキャストする。と、着水と同時にブルブルっという感触。あちゃ~、サヨリがスレ掛かりしたのだ。

サヨリ付きシーバスはなかなかルアーに反応しない、釣るのが難しいと言われるが、ルアーにスレ掛かりするサヨリも厄介な存在だと思う。

と言ってもサヨリの泳層を通らなければシーバスに無視されてしまう。大漁にいるサヨリの中にルアーを泳がせながら、いかにサヨリを掛けないようにしながらシーバスにルアーをアピールするか。

そんなことを考えながらここでルアーチェンジ。先日のハマチのナブラ打ちで大活躍してくれたタックルハウス TKRP 赤金カラーを結ぶ。

フルキャストした後はやはりスローリトリーブ。時折プルンっという感触を感じるが、その時はリールを巻く手を止めてサヨリが掛かるのを避ける。

暗い水面では時折ザザザ~と水面が盛り上がっては移動していく。

サヨリが移動した先にTKRPをキャスト。スローリトリーブしてくるとコツンという感触があった。

またサヨリか?

リールを巻く手を止めた次の瞬間、バッシ~ン!という音が響いた。シーバスが水面にあるルアーにアタックし、反転して尻尾で水面を叩いた音だ。

今の“コツン”はシーバスのバイトだったようだ。が、残念ながらハリ掛かりはせず…。

そうこうしているうちに東の空が赤く染まってきた。明るくなってくるにしたがってサヨリのザワつきも徐々に落ち着いてきた。

しばらくTKRPのスローリトリーブを続けたが、トップへの反応が薄そうなのでここで少しレンジを下げてミノーへとルアーチェンジすることに。

結んだルアーはシマノ エスクリム シャロー139F ハデイワシキャンディカラー。もともと超シャローの明石川で使おうと買ったルアーだ。

大蔵で使えば、ちょうどサヨリの泳層に合う水面下10cm~20cm程度を泳いでくれるはず。この時間帯からはシーバス&青物狙いだ。

ルアーをフルキャスト。シマノの重心移動システム X AR-C搭載で、ルアーは気持ちよく飛んでいく。リトリーブは一気に早くなってミディアムファースト程度。時折トゥィッチを入れながら魚を誘う。

フルキャスト。

ミディアムファーストでリトリーブしながらトゥィッチを3回。

そのままリトリーブに移ったところでブルルンっという感触が伝わった。

反射的に軽くロッドを立てる。

サヨリを引っ掛けたか?

そう思いながらリールを巻き続けると魚は下へと潜っていく。

ん?

サヨリなら水面直下で暴れながら寄ってくるはず。

と、次の瞬間、ロッドティップを絞り込んで魚が走り出した。

ここでアワセを入れる。

魚は時折ドラグを引き出しながら底へと潜っていく。ロッドでじっくりとためながら、ある程度魚を寄せたところでドラグを少し締めた。

波止際に来ても魚はなかなか浮いてこない。エラ洗いしないところを見ると多分青物だろう。

波止のスリットに突っ込もうとする魚を手を思いっきり前に伸ばしていなし、波止際から離れたところで一気に浮かせにかかる。

ようやく魚が見えてきた。

やはり青物だがそんなに大きくはない。ルアーは顔の横を横断している。そのまま水面に浮かせ、ルアーのフックがしっかり掛かっていることを確認して波止へと抜きあげた。

ハマチ

テールフックが右のかんぬきに掛かり、真ん中のフックが背中に掛かっていた。

ハマチ

計測すると47cm。まあハマチと呼んでもいいサイズだろう。

ルアー

ルアーを確認すると、かんぬきに掛かっていたテールフックの1本が折れてダブルフック状態になっていた。

ルアー

いくらMクラスのロッドを使っているとは言え、このサイズになるとタモも使った方がいいのだろう。

と、そんなことを考えていたところでちょうどタイムアップ。ミノーで青物が釣れたことに満足して大蔵を後にしたのでした。(^^)

使用タックル

ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
クレハ シーガー PEX8 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
シマノ エスクリム シャロー139F ハデイワシキャンディカラー

シマノのエクスセンスシリーズのルアーは非常に基本性能が高いと思う。ルアーによって適正リトリーブスピードは違うが、どんな速さでもまず泳ぎが破綻することがない。

トゥィッチやジャークに対するアクション・レスポンスも良く、ジャークでバランスを崩した後の立ち上がりも素早い。

こうした基本性能に加えてシマノの重心移動システム X AR-Cによる飛距離も秀逸。青物での実績も高いサイレントアサシンなどもおすすめのルアーだ。