ヒラメ

2021年10月2日。
明石川河口サーフへフラットフィッシュ狙いで釣行しました。

まだまだ残暑のこの時季、フラットフィッシュと一口に言っても本命のターゲットはマゴチです。

久しぶりにシーバスロッドで14cmクラスのミノーなどを投げることになりますが、果たして結果はどうなることやら・・・?(^^)

本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間

潮汐表

※『tide736.net』より
  • 潮 ・・・若潮
  • 水温・・・24.1℃
  • 天気・・・晴れ
  • 風 ・・・北東の風少々
  • 時間・・・5時~6時30分




キスを横取りするヤツの正体は……?

マゴチに違いない。

先日、次男とキス釣りをした時のこと。
キスがハリ掛かりしてリールを巻いていると、ゴツンっという感触とともに急にリールが巻けなくなる。

根掛かりしたかな?と思っているとフッと軽くなって、またリールが巻けるようになるということが何度か、いや、何度もあった。

リールを巻いている時の魚の重量感や首振りなどから、これはキスがダブルで掛かっているはずだと思っていても、この“ゴツン”の後に上がってくるのは必ず1匹になっていた。

リールが急に巻けなくなるのは根掛かりなどではない。
ハリ掛かりして抵抗しながらも岸へと引っ張られていく無防備なキスに、ここぞとばかりに襲い掛かっているフィッシュイーターがいるのだ。

フィッシュイーターがキスに喰いついた瞬間、“ゴツン”という感触を感じてリールが巻けなくなるのだ。
だからダブルで掛かっているはずのキスが1匹になって上がってくるのだ。

次男とキス釣りに行ったのは9月28日。
まだ水温が高いこの時季にサーフでキスを襲うフィッシュイーターと言えば・・・。

これが冒頭の「マゴチに違いない」という結論に至った経緯だ。

そして今日の明石川河口サーフへの釣行は、キスを横取りしたその犯人(おそらくマゴチ)を釣り上げることだった。

フラットフィッシュ狙いと言うことでポイント入りしたのは5時。
本番は夜明けからだが、暗いうちはとりあえずシーバスを狙ってみる。

最近この辺りではサヨリが多いと聞いているので、最初に結んだルアーはシマノ クー 130F レンズチャートキャンディカラー
細身のボディで水面下10cmをフラフラと泳ぐフローティングペンシルだ。

サヨリパターンにはもってこいのこいつをフルキャスト。
スローリトリーブする。

がシーバスからの返事は無いままに夜が明けてきた。
ここで本命・フラットフィッシュ用にルアーをチェンジする。

明石川河口サーフの水深はルアーをフルキャストした先で2~3メートル、そこからリトリーブを開始して真ん中あたりまで引くと1.5メートル、手前3分の1ぐらいは1メートル未満といったところだろう。

マゴチ狙いならできるだけボトム近くを引けるルアーが良いが、ヒラメ狙いなら中層を通した方が良い。

活性の高い朝マズメの時間帯と言うことも考えて、ショアラインシャイナーZ バーティス 140F 不夜城カラーを結んだ。
サーフからの使用なら水面下1メートル程度のところを泳いでくれるはず。

明石川河口サーフの水深のほぼ中層を通すことができる。
マゴチでも活性が高ければ喰ってくるだろう。

そう考えてルアーをフルキャストし、ミディアムファースト程度の速さでリトリーブする。
手前3分の1ぐらいはルアーが底を叩くので、ロッドを高く持ち上げてリトリーブだ。

先日キスを横取りされたのはこの辺りだったよな~と思いながらルアーをキャスト。
引いていたルアーがちょうど真ん中辺りまで来た時に、ガツンという衝撃とともにリールが巻けなくなった。

ん?根掛かりか?

明石川河口サーフには、雨が降った後などに明石川から流れ出したゴミや流木などが沈んでいることがある。
そんなのを引っ掛けたのかと思った次の瞬間、今度はロッドをガンガンと叩く感触が伝わってきた。

魚が頭を振っている!

そう言えば先日のキス釣りの時も、ガツンという感触とともにリールが巻けなくなったんだっけ。

などとのん気なことを考えている場合ではない。
なかなかの重量感とともに頭を振って抵抗する魚を慎重に引き寄せる。

ラインの角度を見るともう波打ち際まで魚は来ている。
ここがサーフで一番魚がバレやすいところだ。

ラインテンションを抜かないように注意しながらさらに慎重に魚を寄せる。

ルアーが見えた。
ルアーの下にいる魚は平べったい。

ヒラメだ。

頭を振る感触から絶対にマゴチだと思っていただけに、驚きながらも一気に浜へとずり上げた。

ヒラメ

浜に上がってからひと暴れしたのでルアーが外れてしまっているが、顔の上から背中の辺りにフックが掛かっていた。
だから余計に重く感じたんだと思う。

ヒラメ

計測すると46cmだった。

それにしてもショアラインシャイナーを投げだしてから10投もしただろうか?
フラットフィッシュ狙いなんて実に久しぶりなのに、こんなにあっけなくヒラメの顔を拝めたことに少々拍子抜けしてしまった。

とは言えうれしい拍子抜けには違いない。

魚の処理を済ませて釣り再開。
もう一度同じ辺りにルアーをキャストし、同じコースをトレースする。

5回ほどリールを巻いたところで、またガツンっという感触とともにリールが巻けなくなった。

今度は迷うことなくアワセを入れる。
同時に魚が頭を振りだした。

さっきの魚よりも重量感はないが、引き方はまったく同じ。
これもヒラメだろう。

慎重にやり取りして砂浜にずり上げた。

ヒラメ

今度はフロントフックが口の中にがっちり掛かっていた。

ヒラメ

計測すると42cm。

ヒラメ2匹

2匹目はサイズダウンだったが、朝マズメの短時間に2匹のヒラメを釣ることができたことに満足して、明石川河口サーフを後にしたのでした。(^^)




本日のタックル/ヒラメのルアー仕掛け

ロッド

ダイワ モアザン AGS 97M

リール

ダイワ 13セルテート 3012H

ライン

YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー

東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー

ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス F 不夜城カラー

ダイワのショアラインシャイナーシリーズは名を変え品を変えして、ずっとシーバスフィッシングの第一線で活躍しているルアーだ。

不夜城カラーはアイマで言うところの玉彩カラーとほぼ同じ。
チャートバックにコットンキャンディのサイドボディ、レッドベリーとぼくの好きな要素が詰め込まれている。^^;

昼夜問わず使えてなかなか便利だ。


本日の料理/ヒラメの薄造り・昆布締め・アラ煮・皮の湯引き

ヒラメの薄造り

そんなに度々顔を見る魚ではないので、身だけではなくアラや皮も使って料理してみました。

まずは定番、ヒラメの薄造り。
真ん中に盛ってあるのは縁側です。

ヒラメの昆布締め

こちらは5枚におろして柵取りした身に昆布茶の粉末をまぶして冷蔵庫で寝かし、それから薄造りにしたヒラメの昆布締めです。

上の薄造りと昆布締めで大皿4枚あったのですが、我が家の家族には美味しいと大好評。
すべて残さず平らげてくれました。(^^ゞ

アラ煮

アラはアラ煮に、

湯引き

皮も湯引きにして、もみじおろしで美味しくいただきました。(^^)