デュエルのエギ・EZ-Q ダートマスターには、エギの腹部にエビの脚のようなパタパタフットライトというものが付いています。こいつの出す波動がアオリイカを引き寄せるらしいのですが、保管に気を付けないと変形してしまうので注意が必要。

そこでパタパタフットライトが変形しないように収納できる保管ケース・パタパタボックス自作してみたので、参考までに作り方なんかをご紹介します。(^^)

パタパタボックスを自作しようと考えたわけ

エギングに使うエギは、これまでずっとヤマシタエギ王Qシリーズを中心に使ってきましたが、スケルトン系のカラーが気になって、今年はデュエルのEZ-Q ダートマスターを購入して使っています。

アオリイカの新子の反応もなかなかいい感じで、今後使いこんでみようと思っているのですが、買ってすぐ気になったのがその収納方法。

EZ-Q ダートマスター

これがEZ-Q ダートマスターですが、腹の部分にパタパタフットライトというエビの脚のようなものが付いています。

EZ-Q ダートマスター

これが水中でパタパタと動いてアオリイカを刺激するらしいのですが、曲がったりひねったりした状態で収納すると、そのクセが付いて変形してしまいそうなんですね。

実際ネットで検索してみると、変形したパタパタフットの修復の仕方なんていう記事があったりして、やっぱりみんな同じような悩みを持っているらしいということが分かります。

EZ-Q ダートマスター

ぼくはエギの収納にシマノのセフィア エギケースSF PC-221IのMサイズを使っているんですが、EZ-Q ダートマスターを収納する際は上の図のようにエギ同士の間隔をあけて、パタパタフットに隣のエギが干渉しないようにしていました。

しかしこれではあまりにも収納効率が悪すぎます。

エギ王Q ライブ

エギ王Q ライブだとこれくらい収納できるんですけどね。

パタパタフットが変形しないように、かつ、たくさん収納できるような方法はないものかとまたネット検索してみたところ、ちゃんとデュエルさんから「パタパタBOX」というものが発売されているじゃあ、あ~りませんか。

パタパタボックス

エギを入れるとこんな感じになります。

パタパタボックス

ボックスはメイホーのバーサスシリーズがベースで、真ん中の仕切り板にエギのアイを乗せ、カンナの部分にはクッション(スポンジ)が貼り付けられています。

ただこのパタパタボックス、サイズが275×187×43mmとデカいんですよ。ウェーディングペストのポケットに入るバーサス3010シリーズのサイズが205×145×40mmですから、一回り大きいサイズなんですね。

ウェーディングベストにはもちろん入らないし、いつも使っているダイワのヒップバッグ LTにもギリギリ入る大きさ。でもこれを入れるとヘッドライトなど他のものを入れることはできなくなります。

まあ正式には「パタパタBOX L」という名称で発売されているので、もしかしたら「パタパタBOX M」や「パタパタBOX S」なども発売されるのかも分かりませんが…。

いずれにせよ今発売されている「パタパタBOX」は大きすぎるので、それならばいつも使っているバーサス3010シリーズで、同じようなものを自作してみようと考えたわけです。

前置きが長くなりましたが、ぼくなりの自作パタパタボックスのつくり方をご紹介しますね。



パタパタボックス自作手順

まず用意したのは次の3つ。

メラミンスポンジ

水だけで台所などの汚れを落とすことができる「メラミンスポンジ」。長さ30cmで厚さは3cmです。

メラミンスポンジはカッターナイフなどで簡単にカットなどの細工ができるので、エギのアイを乗せる部分と、お尻を乗せる部分に使います。

すきまテープ

すきまテープ。こちらはソフトタイプで厚さは16mm。ボックスの蓋の裏側に付けて、エギがボックスの中でグラグラしないように押さえつける役割をさせます。

両面テープ

そして両面テープ。メラミンスポンジをボックスに貼り付けるためのものです。いずれも100均で揃えました。

メラミンスポンジ

まずメラミンスポンジをバーサス3010の内径の長さに合わせてカットします。

メラミンスポンジ

3つのメラミンスポンジをバーサス3010の中に仮置きし、実際にエギを並べてみて、アイを置く位置とお尻を乗せる部分に印を付けます。

そしてアイを置く部分(真ん中のスポンジ)は3mm程度の幅で、お尻を乗せる部分(上と下のスポンジ)は1cm角程度にカッターナイフでカットします。このあたりはかなり適当です。(^^;

バーサス3010

バーサス3010の中にカットしたメラミンスポンジを置き、実際にエギを並べてみて貼り付ける位置を決めます。

メラミンスポンジ

メラミンスポンジの裏側に両面テープを貼り、中央とお尻を乗せる部分に貼り付けます。

自作パタパタボックス

メラミンスポンジを貼り付けてエギを並べました。適当な仕事の割にはきれいにEZ-Q ダートマスターが収まりました。片側6個で計12個のエギを収納できます。

自作パタパタボックス

ちょっと分かりづらい写真で申し訳ないのですが、パタパタフットライトはちゃんと宙に浮いています。これなら変形の心配はありません。

隙間テープ

次に蓋に取り付けるエギを押さえるスポンジです。隙間テープをボックスの幅に合わせて切ります。

自作パタパタボックス

裏の両面テープのフィルムをはがし、バーサス3010の蓋に貼り付けたところ。エギの腰のちょっと後ろ側あたりを押さえるように貼り付けました。

自作パタパタボックス

蓋を閉めたところです。蓋に貼り付けたスポンジがエギの腰を押さえて、ボックスの中でEZ-Q ダートマスターがグラグラすることもなく、しっかりと収まっています。

とりあえず2.5号サイズのEZ-Q ダートマスターを収納するためのボックスはこれでOK。

今後3号、3.5号サイズを購入することがあれば、少し違った設計になりますが、また同じ材料を使ってバーサス3010で収納できるようなパタパタボックスを自作してみたいと思います。

そんな邪魔くさいことするのは嫌や~!という人は、純正品をどうぞ。(^^)