2016年12月13日。
今年はイワシが多かった大蔵海岸ですが、サヨリの数も多いようで、まだまだサヨリについたシーバスが朝な夕なに元気にボイル中。

こんな状況を目にしたら行かないわけにはいかないでしょう!ということで難攻不落のサヨリパターンを攻略するべく、大蔵海岸に出撃してきました。(^^)

 

潮汐表

※『tide736.net』より

潮 ・・・満月の大潮1日目
水温・・・16.3度
天気・・・くもり
風 ・・・北東の風やや強し
時間・・・17時~19時

 

翌日の朝が雨の予想だったので、ぼくとしてはめずらしくこの日は夕方からの出撃。現地に到着するとすでにあっちこっちでサヨリがざわついているのが見える。

急いでタックルを準備して最初に結んだルアーは、先日明石川のサヨリパターンで小さいながらもシーバスを連れてきてくれたタックルハウス コンタクトフィード・シャロー(ピンクバック)

こいつをフルキャスト。ロッドを立て気味にしてサヨリの泳層を意識しながらデッドスローで引いてくる。

時々ブルン、ブルンとサヨリが当たる感触があるが、その時はリールを巻く手を止めてサヨリがハリ掛かりしないように注意する。

辺りが少しずつ暗くなっていくにしたがってボイルが頻発しだした。サヨリが水面を割って飛びながら逃げていく。その真ん中でバコンッ!という捕食音とともに海面が爆発する。

思わず「おお~!スゲェ~!!」と声が出るエキサイティングな光景だ。

ボイルの少し向こう側、ボイルのど真ん中、サヨリが逃げる方向とルアーを投げるが、ルアーやラインにサヨリが当たるのみ。シーバスからの反応はない。

ここでルアーをアイマ ソルトスキマー(マサピン)にチェンジ。シーバスは完全に水面を意識しているのでトップにも出るはずだ。

と言ってもドッグウォークさせるわけではない。ルアーが着水したらスローにただ引きするだけ。

シーバスはサヨリを追いかけながら一定のルートを回遊しているのか、爆発的なボイルがあっちこっちで起こったと思ったら、しばらくは沈黙の時間が続くということが繰り返されている。

しばらくソルトスキマーを投げたが、時折サヨリがハリ掛かりするだけでシーバスの反応はない。

ここでルアーチェンジ。これまた先日の大蔵海岸のサヨリパターンでシーバスを連れてきてくれた、サヨリパターンではぼくの鉄板ルアーとなっているアイマ カーム110 (レッドヘッド・ホロ)

細身でよく飛び、表層をスローに引ける。もともとはバチパターン対応のルアーだが、サヨリパターンでも活躍してくれる。

こいつをフルキャスト。と同時にブルルンッ!という感触。シンキングのルアーなので、サヨリの群れの上に落ちると、着水と同時にサヨリがハリ掛かりしてしまうことがよくあるのが難点だ。

急いでリールを巻いているうちにも、右で、左で、目の前でボイルが出ている。

サヨリをハリから外しルアーを投げ返す。

今度はサヨリはかからない。

スローリトリーブ。

目の前20メートルほどのところで大きなボイルが出た。

ちょうどルアーはその中を通る。

神経を集中する。

グンッ!

ロッドを立てる。

サヨリではない重量感と首を振る感触が伝わってきた。

追いアワセを入れる。

シーバスがエラ洗いをして水しぶきがあがるのが見えた。ラインテンションが抜けないようにリールを巻く。次の瞬間、反転したシーバスが沖へと走り出した。

ドラグが鳴る。

ロッドとラインの角度を直線に近くして魚を走らせる。

走りが止まったところでロッドを立てて寄せにかかる。1回、2回とポンピングしたところで、ドラグを引き出してまたシーバスが走り出した。

なかなか元気な魚だ。

何回もドラグを鳴らして走る魚の引きを楽しみながらゆっくりと間を詰める。

あまりにもよく引くのでスレ掛かりしているのか?と思ったが、近くまできた魚にライトを照らしてみると、ルアーはちゃんと口元に掛かっている。

じっくりと魚を弱らせ、最後まで抵抗する魚を無事取り込むことができた。

シーバス

チョット写真では分かりにくいが、フロントフックが右のかんぬきあたりに掛かり、ルアーが口の下を横断するように ベリーとテールフックがかかっていた。

シーバス
(写真手前がルアーのお尻で地面側が頭)

計測すると67cm、2.4kg。

シーバス

もっとデカいやつもいると思うが、いいファイトを見せてくれたこの1本に満足して大蔵を後にしたのでした。(^^)

 

使用タックル

ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
アイマ カーム110 レッドヘッド・ホロ