2015年9月7日。
大蔵海岸青物狙いトップゲームに出かけました。

このところシーバスタックルでのトップゲーム中心でしたが
この日は久しぶりに青物タックルを持っての出陣です。(^^)

 

潮流表

 

※『大阪湾海上交通センター』より

 

潮 ・・・小潮3日目
水温・・・24.7度
天気・・・くもり
風 ・・・北の風やや強し
時間・・・5時半~8時

 

青物専門で狙うつもりなので朝はゆっくりと5時半の現地入り。
北風が強いという予報だったので海面の波立ちが心配だったが
朝凪の時間なのか、海は穏やか。

くもりなのでローライトなのが少々気になるが、
トップ向きのいいコンディションの海だ。

最初に結んだのは(というか最後までこれ1本だったのだが)
ぼくの昨年の実績ダイビングペンシル第1位
マリア ローデッド F140 ピンクライム・ホロカラー

こいつを沖目に向かってフルキャストする。
背中から風を受けていることもあって
軽く投げても気持ちよく飛んで行ってくれる。

まだそんなに明るくないので、ポーズを長めに取りながら
ダイビングアクションでゆっくりと誘い出してくる。

そのうち辺りが明るくなってきた。
海はベタ凪で雰囲気ムンムンだ。

ルアーが手前まできて最後のワンジャークを入れた時、
いきなりバシュン!という音とともに水柱が上がった。

一瞬ルアーに触れた感じがしたが魚は乗らず。
いつものことながらいきなりのあいさつに心臓がドキドキする。

深呼吸をしてルアーを投げ返す。
と、左手の方でボイルが1発出た。
そろそろ青物の朝食の時間のようだ。

そうこうしていると今度は右手の方でボイル。
大急ぎでルアーを回収してボイルのあったところへ投げ入れる。
が、これは完全にタイミングを外してしまった。

シーバスの場合はボイルのあった周辺でうろついていることがあるので
少々ルアーを投げるタイミングが遅れても釣れることも多い。

しかし足の速い青物はボイルのあった場所にとどまることはない。
ナブラになっているような場合は別として、今のような単発のボイルでは
ボイル打ちをしてもよほどタイミングが合わないとまず釣れない。

そして、えてしてボイルが起きるのは
ルアーをフルキャストした直後だったりするものだ。

そんなことを考えながらルアーを投げ返す。
ルアーが手前15メートルほどまで来た時に
右手やや沖目の方でボイル。

必死でルアーを回収する。
ドンピシャのところに投げるがこれも間に合わない。

気を取り直してルアーをフルキャスト。
3回ほどルアーをダイビングさせた時、
ルアーの右15メートルほどのところでボイル。

回収するか?
いや、間に合わない。

ボイルがあったのはわりとルアーの近く。
このまま引き続けて魚がこちらに泳いできてくれるのを祈ろう。

頭の中で一瞬のうちにそんな考えがまとまり、
そのままルアーをダイブさせる。

1回、2回、3回・・・、
ラインが震えるような違和感。
ダイブさせたルアーが浮いてこない。

そのままリールを2回ほど巻いてみる。

重い。

ロッドを立てると魚の動きが伝わってきた。
リールを巻きながら2回、3回と追いアワセを入れる。
魚はドラグを引き出しながら一気に底へと潜りだした。

魚が走る時はロッドでため、止まった時にリールを巻く。
ドラグを滑らせながら魚は右へ左へと走りまわってくれる。
なかなか元気な魚だ。

無理はせず、ドラグをきかせながらやり取りする。
沖目でかけたのでゆっくり魚を弱らせていく。

ある程度寄せたところでドラグを少し締め込んだ。
魚も少しは弱っているだろうし、近くに来て底へと走られたら
波止の敷石でラインが切られてしまう。

ここから少し強引に寄せにかかる。
魚が浮いてきた。

メジロだ。

一気に足元まで寄せる。
と、右手の方で釣りをされていた方がタモを持って駆けつけてくれた。

『タモ入れしましょう』

『すみません、お願いします』

足元で抵抗していたメジロを
その方が降ろしてくれたタモに無事収めることができた。

 

メジロ

(タモを返さないといけないので、タモから出した後の写真です)

 

計測すると66cm。
3kgの丸々と肥えたメジロだった。

 

メジロ

 

『竿、柔らかいんと違います?かなり曲がってましたよ』

『はい、これヒラスズキ用のロッドなんで』

ぼくがいつも青物用に使っている、がまかつ チータR 110MHは
本来、ヒラスズキや磯マルなどをターゲットにして作られたロッド。

ショアジギング用ロッドに比べると非常に軽いのと、
リールからグリップエンドまでが短いので取り回しが良く
特に前に柵がある大蔵ではとても扱いやすいので愛用している。

が、これくらいのサイズの青物になってくると
そうそう強引なやり取りは出来ない。
まあ、その方がゲーム性が高くなって面白いだろう。

『ルアーはなんですか?』

『マリアのローデッドです。一番小さいサイズのF140です』

最初にも述べたがローデッドは
ぼくの昨年の実績ダイビングペンシル第1位。
本当にいい働きをしてくれる。

お礼を述べてタモを返した後、しばらくルアーを投げたが、
何度か海面が爆発するもののルアーには乗らず。
風が強くなり始めたところで納竿としました。(^^)

 

使用タックル

ロッド
がまかつ チータR 110MH

リール
13ステラSW 4000XG

ライン
YGK ガリスウルトラジグマンWX8 2号(33Lbs)

リーダー
YGK ガリスFCアブソーバー8号(30Lb)

ヒットルアー
マリア ローデッド F140 ピンクライム・ホロカラー