2016年9月29日。
雨の合間を縫って大蔵海岸青物ゲームに出かけました。

夜明け前後にサゴシ、夜が明けてからはツバス・ハマチを狙う予定。今日もサゴシ・青物は気持ちよく応えてくれるのでしょうか。(^^)

 

潮流表

※『大阪湾海上交通センター』より

潮 ・・・新月の大潮1日目
水温・・・25.3度
天気・・・くもり
風 ・・・あっちこっちからやや強し
時間・・・5時半~7時半

 

気象庁の雨雲レーダーとにらめっこしつつ、大蔵に到着したのが5時過ぎ。まだ辺りは真っ暗だ。

こんなに暗いならタチウオ用のルアーも持ってくればよかったと思いながら、まずはクレイジーオーシャン アクアリザスター120 スパークコンスタンギーゴカラーを結ぶ。ロング系の鉄板バイブレーションだ。

鉄板の元祖はなんと言ってもコアマンのアイアンプレートだが、それをロングの形にした最初のルアーはジャッカルのビッグバッカーだったと思う。

ショアジギングを始めたばかりの頃、ジグだけではなかなか釣れないのでビッグバッカーを頼ったことがあったが、結局これも扱い切れずに手放してしまった記憶がある。

そんなことを考えながらアクアリザスターをフルキャスト。なんとかルアーのバイブレーションを感じる程度の早さでリールを巻く。

ストレートリトリーブからストップ&ゴーなどいろいろ試していると、ストップ&ゴーのフォール時にコンッというアタリ。

が、これは魚が乗らない。

でも魚がいることがわかったのでルアーを引く手にも力が入る。

やっぱりサゴシにはフォールが効果的かなと考え、ストップ&ゴーでルアーを引いていると、フォールの後の巻き初めにグンッと重さが乗った。

サゴシ独特のひたすら重い走りを楽しみながら魚を寄せてくる。

波止際まで来たところでヘッドライトを付け、魚を確認すると間違いなくサゴシ。そのまま一気に波止へと抜き上げた。

サゴシ

先日釣れたサイズと同じ50cm前後といったところか。

気を良くしてルアーを投げ返す。

と、今度はストレートリトリーブ中にゴンッときた。

サゴシ

やはり同程度のサイズだ。

ここでルアーをジャクソン G-コントロール Wアカキンカラーにチェンジ。いわゆるヘビーウェイトミノーだ。

ヘビーウェイトミノーのはしりは、やはりジャクソンのピンテールチューンだったと思う。こいつは超早巻きにトゥィッチ・ジャークを加えながら使うルアーだった。

その後、もう少し遅い速度でも泳ぐピンテールが出て、さらにシンキングミノー並のリトリーブ速度でも泳ぐように作られたのがこのG-コントロールだ。

この間、青物用としてはタックルハウスのコンタクト・フリッツや、ヒラメ用のアイマの魚道 ヘビーサーファーなどがヘビーウェイトミノーというカテゴリーで発売されてきた。

ルアー回顧録はいいとして、G-コントロールをフルキャスト。スロー、ミディアム、ジャーク、ストップ&ゴーと色々と試してみる。

ミディアムリトリーブ程度の早さに連続ジャークを入れながらルアーを目立たせ、ストレートリトリーブした後にストップを入れる。1秒ほどのフォールをいれてリールを巻き始めた時にゴンっときた。

重々しくよく走る引きだが、底へは潜ろうとしないし頭も振らない。足元までしっかり寄せて一気に抜き上げた。

サゴシ

どれも金太郎あめを切ったように同じサイズだ。

魚の処理をしているうちに明るくなってきたので、ここでルアーをマングローブスタジオ マヒペン107 レッドヘッドカラーにチェンジする。

ローライトと荒れ気味の海面が気になるが、イワシを捕食しに来る青物は水面を意識しているはず。

そんなことを考えながらマヒペンをドッグウォークさせていると、波止際でボコッ!バコンッ!というボイルが出だした。

マヒペンをキャスト。

やや沖目からチャッチャッチャッチャッとドッグウォーク。

ちょうど半分くらいまでルアーを引いて来たとき海面が爆発した。

アタリが伝わるのを待ってロッドを立てる。

魚は底へ潜ろうとする。この引きは青物に間違いないが、それほどの重量感は感じない。

早いポンピングで一気に魚を寄せる。

波止際まで寄せた魚を見るとツバスクラスのようだ。抜こうかと思ったがテールフックだけしかかかっていない。大事を取ってタモ入れした。

ツバス

魚をタモから出し、フックを外している間もボイルは続いている。魚を処理している時間がもったいないので波止の上に置いたまますぐにルアーを投げ返す。

チャッチャッチャッチャッとドッグウォーク。

ルアーが手前10メートルほどまで来たところでルアーから目を離した瞬間、バシュンっという音が聞こえ手元にアタリが伝わった。

反射的にアワセを入れる。

魚は重量感のある引きで一気に潜ろうとするが、ここで潜らせるのはNG。ロッドパワーとリールのパワーにモノを言わせ一気に浮かせる。

浮いてきた魚を見るとお約束のテールフックが口に、フロントフックがエラにかかった状態。ちょっと重量感があると感じたのはこのせいだ。サイズはさっきの魚と同じくらいである。

こいつは両方のフックがしっかりかかっているので、一気に波止に抜き上げた。

ツバス

まだボイルは続いている。すぐにルアーを投げ返すが、ここから3回連続でミスバイト。

カリカリしている頭を冷やすため、ここで魚の計測と処理をすることにした。

ツバス

39cmのツバス。

ツバス

41cmのツバス。

どうもこちらも金太郎あめのようだ。

魚の処理をしているうちにボイルは収まった。が、この感じならまだまだトップで出るはずだ。

マヒペンをフルキャスト。

沖目からドッグウォークさせてきて、手前まで来たところで「どこかにボイルは出ないか?」と辺りを見回し、もうピックアップというところでバコンッ!という音がしてロッドティップが引き込まれた。

「びっくりした~!」

思わず声が出る。

これまたお約束で魚は一気に底へと向かう。

なにくそっ!と浮かせにかかると、今度は波止際のスリットに入り込もうとする。これも青物独特の行動だ。

スリットの角にラインが擦れて切られないように腕を前に伸ばして耐えるが、カツカツカツっとラインが擦れている感触が手に伝わってきた。

「あ~、擦れてる、擦れてる!」

独り言を言いながら魚の真上の位置になるように移動し、さらに腕を伸ばして魚を波止際から引きはがす。

魚が波止際を離れる。頭を振って抵抗する魚を一気に浮かせてタモ入れした。

ツバス

こいつは42cm。

ツバス

リーダーを点検すると矢引ほどとってあるリーダーの下3分の1くらいのところがボロボロになっていた。

魚を処理し、傷ついたリーダー部分を切ってルアーに結び直してマヒペンを投げ返す。

ドッグウォーク。

バコっ!

乗らない。

回収したマヒペンをキャスト。

バシュン!

乗らない。

「下手くそ!ちゃんと喰わんかい!!」

独り言を言いながらルアーをキャスト。

2回ミスバイトがあったので、トゥィッチの動きはそのままでリールを巻く速度を少し遅くしてドッグウォークさせる。

フルキャストした先から半分くらいルアーが帰ってきたところで、バコンッ!という音とともに派手な水しぶきがあがる。

ルアーが水中へと消える。

アタリが伝わるまで待っているとワンテンポ遅れてロッドティップが引き込まれた。

ロッドを立てる。

これもさほどの重量感は感じないが、やや沖目でかけたので、頭を振り底へ潜り横へ走る魚の引きをじっくり楽しむ。波止際で一気に浮かせ無事タモ入れに成功した。

ツバス

リールを巻く速度を落としたのが功を奏したのか、マヒペンを尻から飲み込んでいた。

ツバス

計測すると41cm。

ツバス

サゴシと言いツバスと言い、金太郎あめのように同じサイズばかり。でもまあ、これだけ釣れれば十分だろう。

ツバス

ツバスはすべて大好きなトップで釣れたことだしと、まだまだ魚の気配がムンムンしている大蔵を後にしたのでした。(^^)

 

使用タックル

ロッド
ダイワ モアザン AGS 99MH

リール
13ステラ SW 4000XG

ライン
ゴーセン 剛戦ジギング 8BRADO 1.2号

リーダー
東レ スーパーL EX 6号

ヒットルアー
クレイジーオーシャン アクアリザスター120 スパークコンスタンギーゴカラー
ジャクソン G-コントロール Wアカキンカラー
マングローブスタジオ マヒペン107 レッドヘッドカラー