2015年11月3日。
前日の雨による濁りに期待して
明石川シーバスウェーディングゲームに出かけました。

時季的にもそろそろ産卵前の荒食いシーズン。
去年は不調だった明石川ですが、
今年はランカークラスと出会えることを期待します。(^^)

 

潮汐表

※『tide736.net』より

 

潮 ・・・小潮1日目
水温・・・20.7度
天気・・・晴れ
風 ・・・北の風少々
時間・・・4時半~6時半

 

潮汐表によると朝マズメにはそこそこ潮位が下がっているようだ。
ただでさえ水深のない明石川で潮位が下がると使えるルアーが限られてくる。

しかし良いこともあって、潮位が下がると川岸の浅いところが干上がり、
普段はそこにたまっているイナッコが流心へと出ていかざるを得なくなる。
当然、それを狙って回遊してくるシーバスもいるだろう。

川幅が狭くなることで狙いがしぼりやすくなるというメリットもある。
なんにしても勝負は暗いうちだろうから4時半に現地入りした。

最初に結んだのはバーンズハンマーリジット110
リフレクター クラウンカラー

サブサーフェスのスローリトリーブゲームの火付け役として
その名を全国に轟かせたミラクルワークスの『ハンマー』ウッドモデルを
プラスティックモデルにリファインしたルアーだ。

スローリトリーブで引き波を立てながら派手なウォブンロールで泳いでくる。
固定重心であまり飛行姿勢が良くないので飛距離はイマイチだが、
それをカバーして余りあるアピール力を持ったルアーだ。

こいつをアップクロス、クロス、ダウンクロスと投げ分けながら、
ゆっくりと表層を泳がせてくる。

昨日の雨で活性が上がっているのか、
まだ暗い時間なのに時折ボラがジャンプし、
浅瀬には背びれを出したコイが何匹も泳いでいる。

気配はムンムンなのだがシーバスからの返事はない。

ここで一気に最河口部まで移動。
ルアーも遠投がきくシマノ レスポンダー129F
ハデイワシカラーにチェンジした。

こいつをフルキャストしてスローに引いてくる。
ロッドを立てて引いていても、途中まで来ると
コツコツとルアーが底を擦る感触が伝わってくる。

今日はそれほど風があるわけでもないのに結構波も高い。
波にラインを取られないように
さらにロッドを立ててリトリーブする。

ルアーをフルキャスト。
半分ほどリトリーブしたところでクンッという感じで
ロッドティップが引き込まれた。

反射的にアワセを入れる。
一瞬の間があって魚が走り出した。

追いアワセを入れてやり取りに入る。
思いっきりシャローなので魚は右に左にと走り回っている。

たぶんドラグも出ているのだろうが、
波の音がうるさくてよくわからないし
波が高くて魚の位置もつかめない。

ロッドティップを見上げてラインの角度を見る。
魚は左に走っているようだ。

あまりそっちに行くと導流堤のテトラがある。
テトラにラインが擦れたら終わりなので、
ここで少し強引にリールを巻く。

と、魚がエラ洗いした波しぶきが見えた。
幸い、導流堤の内側までは寄せているようだ。

ここからは波にもまれてバレないように、
テンションを抜かないようていねいにやり取りする。
少しずつ魚との間を詰め、寄せ波に乗せて一気に砂浜にずり上げた。

 

シーバス

 

ずり上げた魚を見て一瞬、『えっ?えらい小さいなぁ』と思ったが、
ルアーを見るとテールフックが口にかかり、顔を斜めに横断して
フロントフックが鰓の上部にかかっている。

こんなかかり具合だからサイズの割に引きが強く感じたのだろう。

 

シーバス

 

ルアーを外してサイズを測ってみると67cm。
大きくはないが肩の辺りが盛り上がり、
筋肉質な体つきをしたきれいなシーバスだった。

写真を撮ってすぐに蘇生措置をし、
『ランカーになって帰っておいで』とリリースした。

この後、夜が明けるまでルアーを投げたが反応は無し。
小さいながら産卵前の荒食いシーバスの感触も得たことに満足して
明石川を後にしました。(^^)

 

使用タックル

ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
シマノ レスポンダー 129F ハデイワシカラー