アオリイカ

9月に入り、時間があればアオリイカの新子狙いで大蔵海岸に釣行しています。
今年は新子の数も多く、アオリイカの当たり年の予感。

そんなわけで2021年9月15日、新子と遊ぼうと(新子に遊ばれようと?)大蔵海岸へとエギング釣行しました。
前日からの雨が上がるのを待って遅めの出撃です。(^^)

本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間

潮汐表

※『大阪湾海上交通センター』より
  • 潮 ・・・小潮3日目
  • 水温・・・24度
  • 天気・・・晴れ
  • 風 ・・・おだやか
  • 時間・・・8時~10時

新子狙いからの親アオリのサイトフィッシング

これならサイトフィッシングも大丈夫だ。

前日からの雨による濁りが心配だったが、海の状態は特にいつもと変わるところはない。
タックルの準備をしながら海の中を覗き、偏光グラス越しにアオリイカの新子の姿を探す。

雨上がりの平日、しかももう朝マズメを過ぎた時間帯とあって、大蔵の広い釣り場には釣り人もまばら。
ポイントを探して自由に歩き回ることができる。

そんなことを考えながら歩いていると数匹の新子が浮いているのを発見。
すぐにヤマシタ エギ王Qライブ 2号 オレンジ虹グローカラーを新子の群れの数メートル先に投げる。

カウントダウンしてボトムまでエギを沈め、パンパンパンッと一気に表層までしゃくり上げると、エギの後ろから新子が飛んできて回りを取り囲んだ。

エギと一定の距離を保って近づこうとしないので、すぐにエギをピックアップ。
同じところに投げ返す。

パンッパンッパンッ。
ピュ~ン、ピタ、とエギの手前で止まり、ス~っと後ずさりしていく。

そのままフォール。
新子がエギを追いかけるが途中で止める。

パンッパンッパンッ。
そのタイミングでエギをしゃくりあげる。

エギを追いかけてきた新子の前で、エギをしゃくってフォールを繰り返す。
新子を焦らしたところでエギをピックアップし、再度投げ返す。

パンパンパンパンパンッでピタ。
ピュ~ンと飛んできた新子の群れの中の1杯がたまらずエギに抱きついた。

アオリイカ

胴長11cm程度か。

ポイントを移動しながら次の新子の群れを探していると、

「おはようございます」

と声を掛けられた。

後ろを振り向くと、いつも青物の飲ませ釣りをしている常連のOさんだった。

「おはようございます」

と挨拶を返して話を聞くと、Oさんもこれから飲ませ釣りのスタートらしい。
少し離れたところで、Oさんは仕掛けの準備を始めた。

ぼくも新子探しに戻る。
少し移動したところに数匹の新子が群れていた。

ここの新子はなかなかの強者で、あの手この手で攻めるがエギを抱こうとしない。
適当にあきらめて次のポイントへ。

数メートル移動したところで再び新子の群れを発見。
エギを投げ入れる。

パンパンパンパンッ。
ピュ~ンでピタ、ス~という、いつも通りのやり取りが繰り返される。

もう一度エギをフォールさせる。
エギを追いかける新子を観察していた時、ふと目の片隅に白い影が揺らめくのが見えた。

親イカだ。
幸い今沈めたエギが親イカの左2メートルほどのところにある。

エギをチョンチョンと動かす。
親イカは知らん顔だ。

もう一度チョンチョンとやる。
やはりエギに気づいた様子はない。

ダメか・・・。

そう思ったとき、今見ている親イカと反対側、エギの左側からヌッと白い影が現れた。

右側の親イカよりも一回り小さいが、こいつも親イカのようだ。
しかも右側のイカよりもエギに近い。

チョンチョンとエギを動かすと、明らかにエギに興味を示した。

もう一度チョンチョンとやってステイ。
左側から現れた親イカがス~っとエギに近づき、足を広げてエギに抱きついた。

よし!アワセだ!という瞬間、

  1. ドラグが新子に合わせてゆるゆるだ・・・
  2. 新子狙いやからタモ持ってないぞ・・・
  3. 新子狙いやからライトゲーム用のロッドやった・・・

といった懸念が頭に浮かんだ。

しかしそんな懸念を他所に、右手はアワセを入れていた。
グッとくる重量感とともにエギに掛かった親イカが墨を吐くのが見えた。

すぐにドラグを締める(懸念1解消!)。
右側にいたイカは左側のイカの吐く墨を見て一目散に逃げて行った。

少し締めたドラグを引き出しながら、イカは元気な逆噴射を見せてくれる。

「Oさ~ん!Oさ~ん!」

飲ませ釣りをしているOさんに声をかける。
青物狙いだからタモは持っているはずだ。

「すみませ~ん!タモ貸してくださ~い!」

Oさんはぼくのロッドが大きな弧を描いているのを見て、すぐにタモを持って駆けつけてくれた(懸念2解消!)。

Oさんがこちらに来てくれるのを確認してやり取りに戻ろうとした時、プシュー、プシューという音が聞こえた。

いつの間にかイカは水面に浮いていた。
ライトゲーム用のロッドだが、ずいぶんとパワーには余裕があるようだ(懸念3解消!)。

水面に浮いたイカをOさんが降ろしてくれたタモへと難なく誘導した。

アオリイカ

胴長は23cm。

デジタルスケール

この日は新子狙いだったのでデジタルスケールも持っていなかった。
写真は家に帰ってからイカをビニール袋に入れて量ったものだ。

エギの重量は含まれていないので純粋に750g。
胴体が丸々と太ったイカだと感じたが、胴長23cmにしてはやはり重量のある個体だと思う。

逃げて行った大きい方の親イカが釣れなかったのは残念だったが、ぜいたくを言えばキリがない。

小さい方とは言え親イカをサイトフィッシングで釣ることができたことに満足して、大蔵海岸を後にしたのでした。(^^)

本日のエギングタックル

ロッド

メジャークラフト 3代目クロステージ CRX-T862M

釣行記でも書いたとおり、ライトゲーム用のロッドなのに750gの親イカを危なげなく浮かせるパワーには少々感心した。

これまでにも何回かこのロッドのことはおすすめだと書いてきた。

決してメジャークラフトの回し者ではないし、それどころかある体験からメジャークラフトのロッドに関してはあまり良い印象を持っていなかったというのが本当のところ。

しかしこのロッドを使ってみてその印象は大きく変わった。
何かと使いまわしのきく良いロッドだと思う。

リール

ダイワ 14エメラルダス MX 2508PE-H

ライン

ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ 0.5号

リーダー

YGKよつあみ GesoX フロロリーダー グリーン 1.75号

ヒットエギ

ヤマシタ エギ王Qライブ 2号 オレンジマーブルカラー

本日の料理/アオリイカの刺身・ゲソの塩焼き

アオリイカの刺身

※写真はイメージ画像です。m(_ _)m

どうも美味しいものを前にすると写真を撮るどころではなくなるようです。

すぐにいただきま~す!となってしまい、いつも食べてしまった後で写真を撮り忘れたことに気付くという失態ぶりです。

まあそんな言い訳はともかく、親アオリは胴体の表の部分の薄皮をいかに上手に取り除くかということが、美味しくいただけるかどうかの分かれ目です。

YouTubeで“アオリイカのさばき方”と検索するとたくさんの動画が出てきます。

慣れると意外と簡単にできるようになるので、まだやったことがないという方は動画などを参考にぜひ挑戦してみてください。(^^)