2015年9月19日、シルバーウィークということで
混雑必死の大蔵海岸を避け、
明石川ウェーディングに出かけました。

デカシーバスが河川に入ってくるには
まだ少し早い気がしますが、
とりあえずルアーを投げてみます。(^^)

 

潮流表

 

※『大阪湾海上交通センター』より

 

潮 ・・・小潮1日目
水温・・・24.1度
天気・・・晴れ
風 ・・・北の風少々
時間・・・3時~7時

 

ぼくの場合、ウェーディングと言ってもせいぜい膝上くらいまでつかるだけ。
最近はそれもなしで、ウェーダーは波よけの役割を果たす程度のものである。

とは言え、最河口部の海からの波が打ち寄せる場所では
やはりブーツではちょっと心もとない。

ということで、ウェーダーにゲームベストという
いっちょ前のルアーマンの格好で明石川に向かった。

明石川は非常に浅いため、雨後の濁りが入っているとき以外は
暗いうちが勝負。現地には3時に到着した。

最初に結んだのはハンプコーポレーションバース 130F 黒金カラー
水面下10cmを泳ぐ、明石川には無くてはならない超シャローランナーだ。

細身のボディは難攻不落と言われるサヨリパターンの時にも
何度も魚を連れてきてくれた。

こいつをアップクロス、クロス、ダウンクロスと
扇状に投げ分けてデッドスローで引いてくる。
さすがにこいつのデッドスローでは底をすることはない。

しばらく投げるも反応がないのでルアーチェンジ。
シマノ レスポンダー129F チャートキャンディカラーを結ぶ。

やはりシャローランナーだが
バースよりも深い30cm~50cmのレンジを泳ぐルアーだ。
シマノの重心移動システムAR-Cが組み込まれている。

AR-Cの説明は分かったような分からんような感じだが
とにかくよく飛ぶのは確かである。
こいつを思いっきりフルキャストしてデッドスローで引いてくる。

リールを巻き始めてすぐに底をコツコツと擦る感触が伝わる。
それが5メートルほど続いた後、ふつうに泳ぎだした。
対岸付近のかけ上がりになったところだろう。

扇状にルアーを投げ分けて引いてくるが魚の反応はない。
ここでもう少し河口よりに移動。
ルアーを投げて引いてみるが、ここでは底を擦る感触はない。

フルキャスト。
デッドスローリトリーブ。
と、コンッ、コンッとボラの背中にルアーが当たるような感触。

ボラのレンジを通ってるんやな。

そう思った次の瞬間、竿先がクンッという感じで引き込まれた。

あっ、ボラをかけちゃったかな・・・。

思う間もなく魚は重々しい引きで元気に走り始めた。

あちゃ~、やってしまった・・・。

にしても最後の“クンッ”は口にかかったっぽいアタリの出方だった。
ちょうどボラの目の前をルアーが通りかかってしまったのだろうか。

そんなことを考えながらやり取りをする。
と、魚はドラグを鳴らして沖に向けて走り出した。

元気なボラやな~・・・。

ロッドでためてリールを巻く。
少し寄せると今度は左に走る。
ドラグが引き出される。

何かボラの引きとはちょっと違うようにも感じる。
でもほとんど水深のない場所なのにエラ洗いもしない。
と、またドラグを引き出しながら右へと走る。

もう~、お前とのやり取りで体力を使いたないねん!

ようやく手前まで引き寄せた時、
魚の大きく強いヘッドシェイクで水面にしぶきがあがった。

あれ?やっぱりシーバス?

ここでベストの胸のライトを点けて魚の正体を確かめる。

えっ!?

ライトの先に見えたのは体をくねらせて抵抗するマゴチだった!

一気に真剣モードになる。
と言っても魚はもうそこ。
そのまま後ずさりしながら、一気に砂浜にずり上げた。

 

マゴチ

 

上がってきた魚を見て一瞬言葉を失った。
巨大な頭。ぷっとい胴体。
明らかにこれまでに釣ったマゴチの中で最大サイズだ。

 

マゴチ

 

その場でメジャーを当ててみる。
66cm、重さは2kg弱だ。

5年前にやはりここ明石川で釣った、
59cm、1.8kgの自己記録を更新するマゴチだった。

もう嬉しいなんてものではない。
しばらくは大きくたくましい魚体を眺めて
惚れ惚れとしていた。(^^;

ところで上の写真で、マゴチの口からチョコっとルアーのしっぽが
覗いているのがお分かりだろうか?

 

マゴチ

 

なんとこのマゴチ、ルアーを丸呑み、
それも頭からがっぷりいっていた。

マゴチはシーバスと違って吸い込み系バイトではなく
噛み付き系バイトをする魚。
こんなふうにルアーを丸呑みするのは珍しいのではないか。

最初のコンッ、コンッでルアーに噛り付き、
次のクンッでルアーを丸呑みした。
そんなところだろう。

ルアーを外してリーダーを確かめるとザラザラ。
よく切れなかったものだ。

この後、明るくなるまでルアーを投げたが反応はなし。
自己記録更新のマゴチに満足して明石川を後にしました。(^^)

 

マゴチ

 

明るくなってから撮りなおした写真です。
(うれしいから何枚でもアップしときます。(^^;)

 

使用タックル

ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

 

 

これまで苦楽を共にしてきた思い入れのある愛竿、
ダイワ モアザン ブランジーノ 109MLが
長年の使用でさすがに疲れが見えてきました。

またミノー中心のゲームから最近のトップ中心のゲームへと
自分のゲームスタイルも変化し、トップを操るには
もう少し短めの竿が欲しかった、ということもあって
上のモアザン AGS 97Mを購入しました。

購入後、初めてかけた魚が今日の自己記録更新となるマゴチ。
これ以上ない入魂完了となりました。(^^)

なんだかこの竿、いけそうな気がする~♪(^^;

 

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
シマノ レスポンダー 129F チャートキャンディカラー