2017年9月24日。
いよいよ9月の沼島遠征最終日。暗いうちはタチウオに挑戦。

次男にはまだ青物が釣れていないので、夜が明けてからは青物狙いです。(^^)

沼島の釣りポイント

潮・・・大潮の後の中潮3日目
水温・・・23.7度
天気・・・晴れ
風 ・・・少々
時間・・・4時~8時

今年は初日にワインドでタチウオを狙ったものの釣れなかったため、その後の3日間はタチウオ狙いはしなかった。

今日は最終日ということで再度タチウオにも挑戦してみることにした。ぼくはおなじみデュオ ネクストブルー ワインド野郎 全蓄光カラーでワインドをやってみる。

次男はオンスタックルデザインZZヘッド 3/8ozに、同じくオンスタックルデザインワインドシャッド75 フルルミノーバカラーで探ってみる。

ZZヘッドに付けるフックにはちょっと細工を施して、ブレードチューンにしてある。

ブレードチューンフック

ルミノーバの光にブレードがキラキラと反射してアピールしてくれるはずだ。(と信じたい)

気合を入れて4時からルアーを投げ始めるが、8月の時とは大違いでまったくアタリがない。

ルアーを投げ続けているうちに東の空が白んできた。

やっぱりタチウオはダメなのかな~。

そんなことを思っていた矢先、右手前の波止の先で電気ウキを流していた人が何かを釣り上げているのが見えた。

よ~く見ていると長細く銀色に光っている。タチウオに間違いない。

「あそこでタチウオが釣れてるぞ」

次男に声をかける。

そして何気なく左手先に目を移すと、赤灯台の先の電気ウキの光が海中に入ってぼんやりとにじんでいる。

「あのウキ見てみ、沈んでるで。あれもタチウオやで」

次男に言ってしばらく見ていると、そのウキが引き上げられていく。波止の上に抜きあげられたのは遠目でも分かるタチウオだった。

夜明けは近いがまだ期待はできる。

「ラストチャンスやで!」

次男にハッパをかける。ワインド野郎をシャクる腕にも力が入る。

と、「来た!」という次男の声。

「タチウオか?」

「多分そうやと思う」

「バラすなよ!」

慎重にリールを巻いて波止に抜きあげたのは指3本サイズのタチウオだった。

タチウオ

この1匹でタチウオは打ち止めとなったが、とにもかくにも沼島でタチウオの顔を見ることができて良かった。

夜が明けてからは次男と2人で青物狙いだ。

次男は昨日はポッパーの練習をていたが、ぼくのアドバイスで今日はダイビングペンシルの練習をしてみることに。

シーバスロッドでも扱いやすいサイズ・重さで、アクションを付けるのもかんたんなD-CLAW マリノ 105R サイトピンクカラーを結ぶ。

ぼくはシマノ ロックウォーク 110F ピンクバックグローカラーでスタート。次男にアクションの付け方をアドバイスしながら、ロックウォークをダイビングさせる。

実は22日にツバスを3匹上げた時、ちょうど今立っている波止の際で1分近く続くものすごいナブラが立った。

その日くらいから極小さなカタクチイワシの群れが接岸していたのだが、多分それに青物が群がったのだと思う。カタクチイワシの群れは今日も足元で見られるので、またナブラが期待できるだろう。

そんなことを考えながらルアーを投げ返すが、意に反してナブラは起きないし、トップへの反応も薄いようだ。

しばらくダイビングペンシルの練習をしていた次男が、

「疲れた~。ちょっとルアーを変えるわ」

と言ってジャクソン 鉄PAN Vib 26g ピンクイワシチャートベリーカラーにルアーを変える。

ポッパーといいダイビングペンシルといい、初めてトップを操作するのは、どうしても肩に力が入ってしまうためすぐに疲れてしまうものだ。

しかし鉄PAN Vibで表層を早引きすれば、ちょうどカタクチイワシの群れが泳いでいる層の少し下を通過させることができる。しかも小さなカタクチイワシにマッチするサイズだ。

もしかしたらこのルアー選択は正解かもしれない。

ぼくもここで反応の薄いトップをやめて、メタルジグを試してみることにする。ルアーはエバーグリーン ジャベリンジェット 30g ブルーピンクカラーだ。

2人でルアーを投げ返す。

次男は鉄板の扱いは慣れたもので、手際よくルアーを投げ返している。ぼくもジグをフルキャスト。

と、「来た!」と、またまた次男から声がかかった。

見るとロッドが気持ちよく弧を描いている。

「青物やな。がんばれ、がんばれ!」

そう声をかけながら、今フルキャストしたばかりのジグを必死で回収する。次男も必死の形相だ。

ジグを回収し終えてロッドを置き、タモに持ち変える。魚はもう近くまで来ているようだ。

魚が浮いてきた。見ると鉄PAN Vibが口元にガッチリと掛かっている。

「ハリはガッチリ掛かってるから、焦らんとやり取りしたらええぞ」

魚は波止際に来て底へと突っ込む。ドラグが何度も出される。

今度は魚が波止の先から波止の内側へと回り込もうとする。次男は魚に付いて歩きながら、波止の角にラインが擦れないように必死でロッドを立てリールを巻く。

タモを持つぼくはいつタモを下ろそうかと構えているが、魚は浮きそうになっては何度も底へ突っ込む。

「水面に顔を出させて空気を吸わせんと弱らんぞ!」

次男の必死のやり取りで何とか魚が水面を割った。タモを下ろす。

「こっちへ誘導せえ!」

1回ミスった後、2回目で無事タモ入れ成功となった。

ハマチ

次男、人生2匹目の青物である。

ハマチ

計測すると45cm。

ハマチ

人生1匹目の青物はツバスだったが、これはハマチと呼んでもいいだろう。

「あ~、しんどかった」

そりゃ、あれだけファイトすればしんどいだろう。

次男の使っているのはシーバスロッドとPE0.8号を巻いたリールだから、そんなにかんたんには上がらないサイズだ。

「お前は釣っとけ、ワシは魚を処理しとく」

次男は鉄PAN Vibを投げ返す。しんどくても釣れれば元気が出るものだ。

ぼくも魚の処理を終えて釣り再開。しばらくすると単発のボイルが出るようになってきた。

「もうすぐナブラが起こるぞ」

次男に言いながらルアーを投げ返す。次男は鉄PAN Vibを、ぼくはジグをフルキャスト。

次男がルアーを途中まで巻いたとき、先日と同じようにぼくたちが立っている足元で大規模なナブラが起こった。

ちょうど次男のルアーがナブラを通過する。

「来るぞ!」

「来た!!」

次男のロッドが弧を描く。

魚は一気に底へ潜ろうとする。ドラグが鳴り糸が引き出される。

魚はまた波止の先端を内側へと回ろうとする。まるで波止の角でラインを切ってやろうとしているかのようだ。

波止の先端側に立っていたぼくと入れ替わるように、次男は波止の先端に移動しながら魚とやり取りをする。上手くラインが波止の角に擦れないようにやり取りしているようだ。

魚が突っ込む。

ドラグが鳴る。

「楽しい~!」

次男がぼくに笑顔を向ける。

2匹目ともなると楽しむ余裕も出てきたらしい。

何度もラインが引き出されるのを楽しみながら、少しずつ魚を浮かせてくる。水面で空気を吸わせ、今度は一発でタモ入れに成功した。

ハマチ

テールフックが口にかかり、フロントフックがエラ付近に掛かっているので余計に引いたのではないだろうか。

ハマチ

次男の雄姿、再び!←親バカ(^^;

ハマチ

計測すると46cm。これも立派なハマチサイズだった。

ちょうどここでタイムアップ。1匹だけだがタチウオの顔が見られ、次男に念願の沼島の青物が釣れたことに大満足して納竿としたのでした。(^^)

使用タックル

ぼく
ロッド
ダイワ モアザン AGS 99MH

リール
13ステラSW 4000XG

ライン
ゴーセン 剛戦ジギング 8BRADO 1.2号

リーダー
東レ スーパーL EX 6号

次男
ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
オンスタックルデザイン ZZヘッド+ワインドシャッド75 フルルミノーバカラー
ジャクソン 鉄PAN Vib ピンクイワシチャートベリーカラー