2017年9月23日。
今日は次男はお疲れで朝マズメの釣りはお休み。ぼくはトップ青物を狙ってみます。

昼から夕マズメにかけては次男と2人でエギング&サビキ仕掛けのULSJ(ウルトラライトショアジギング)アオリイカ&豆アジをお土産にする予定です。(^^)

沼島釣りポイント

潮・・・大潮の後の中潮2日目
水温・・・23.7度
天気・・・くもり
風 ・・・少々
時間・・・5時~16時

あさイチは昨日と同じ汽船乗り場横ポイントに入った。最初に結んだルアーはシマノ ロックウォーク 110F ピンクバックグローカラー

ぼくが青物に使っているロッド・ダイワ モアザン AGS 99MHはルアー負荷が10g~60g。ジグなら60gが振り切れるが、プラグだと40gくらいが限界になる。

ちょうどマリアのローデッド 140Fが43gだが、ペンデュラムキャストで投げないとちょっとロッドが負けてしまう感じだ。

ダイビングペンシルは色々と発売されているが、ぼくのロッドで扱える重量のものがなかなかなかった。

ロックウォーク 110Fは確か今年発売になったルアーで、110mm・23gというダイビングペンシルとしては小粒なもの。もちろんぼくのロッドで扱えるし、シーバスにも十分使える大きさだ。

なによりその動きがなかなか良い。

小粒だが激しいS字スラローム&ローリングで水面直下で強くアピールする。ぜひ沼島で使ってみようと考え、購入して持ってきた次第である。

そのロックウォークをまだ明けきらぬ海に向けてフルキャスト。ゆっくりとダイビングアクションで引いてくる。

動きを見ていると、期待に反しない激しいS字スラローム&ローリングアクションをしている。十分すぎるほどのアピール力だ。

ルアーをフルキャストする。そう言えば2年前にはこれくらいの時間帯に、ソルトスキマーにサワラが飛びついたことがあった。場所も今立っているポイントのすぐ右側である。

そんなことを考えながらルアーをダイブさせていると、細長い魚がルアーめがけて横っ飛びで飛びかかった。

えっ?2年前の再来か?

残念ながら魚はハリがかりしなかったが、あさイチからの魚の反応に気を良くして再びルアーをフルキャストする。

1回、2回とダイブさせたところでまた細長い魚が飛びついた。しかしロッドにアタリは伝わらない。

もう一度ルアーをダイブさせる。また魚が飛びついた。

乗らない。

今度はルアーを動かさず、そのまま待つ。

3度、魚がルアーに襲い掛かる。

ロッドにあたりが伝わる。アワセを入れて一気にリールを巻くと、魚は水面を滑るようにこちらへ引き寄せられてきた。残念ながらサワラではなかったようだ。

そのまま波止に抜きあげた。

ダツ

正体は50cmはありそうなダツだった。

すぐに海にお帰りいただき、ルアーを投げ返す。

と、左手の方で単発のボイルが出た。すぐにルアーを回収してそこへ投げてみる。

ゆっくりとダイブ。2回、3回とダイブさせたところで海面が爆発。が、魚は乗らない。

乗れ!

もう一度ダイブ。

ルアーの後ろで水柱が上がる。

乗らない。

ルアーを回収して投げ返す。ゆっくりダイブさせながら引いてくると、ちょうど真ん中あたりでまた海面が爆発した。

今度はルアーを動かさずにそのまま待つ。

ルアーに水柱が上がる。

ロッドに伝わるアタリを待ってアワセを入れる。

ロックウォークの動きはかなり激しい。さっき釣れたダツも何回かアタックに失敗しているし、今回の魚も3度、ルアーを喰い損ねている。

まだ明けきらないこの時間帯では、もしかしたらロックウォークの動きは激しすぎるのかもしれない。

そう考えて今度はミスバイトの後、動かさずに待っていたのが正解だったようだ。

リールをグリグリ巻いて一気に魚を寄せてくる。波止際に来た魚は波止のスリットに突っ込もうとするが、ロッドでタメて壁から引き離す。海面に浮かせた魚を無事タモ入れに成功した。

ツバス

ロックウォークのフロントフックをしっかりと咥えて上がってきた。

ツバス

計測すると46cm。ハマチと呼んでもいいサイズだろう。

この後、何度かトップに出るもののハリ掛かりさせることはできなかった。1口サイズで喰いやすいかと思いきや、動きが激しすぎてミスバイトを誘発しやすい。

ロックウォークの印象だ。

青物の気配が一段落したところでエギを投げてみることにする。

すぐ右側にあるテトラ帯の前にエギをチョイ投げし、ボトムまで沈めてから一気に水面までシャクリあげる。

エギが見えたところで手を止めると、エギを追いかけてくるアオリイカの姿が見えた。フォールするエギに抱き着こうとするが今一歩でやめてしまう。

すぐにエギを回収して同じところに投げ返す。今度は中層まで沈めてまた表層まで一気にシャクってくる。

イカが追いかけてくる。フォールに移ったエギに襲い掛かるが、寸前で止まる。ラインテンションを抜いてエギをフリーフォールさせる。

逃がしてたまるか!という感じで一気にイカがエギを抱いた。アワセを入れるとグイ~ン、グイ~ンという小気味のいい引き。

引きを楽しみながら足元まで寄せ、ゆっくりと抜きあげた。

アオリイカ

胴長16cmくらいか。

墨を吐かれたので、今度は真正面にエギを投げてみる。ボトムまでじっくりとエギを沈め、ジャーク14回で水面下1メートルくらいまでエギをしゃくりあげる。

エギの向こう側から2杯のイカが追いかけてきた。しかしエギの手前でストップし、そのまま海底へと帰っていった。

もう一度同じあたりにエギを投げ返す。ボトムまで沈めて一気に表層までジャークする。

また2杯のイカが後ろから追いかけてくるのが見えた。今度はすこしエギを見ている。少しエギをフォールさせてから軽く3回ダートさせる。イカはちょっと興味を示したがまた海底へと帰っていった。

表層で抱かないならボトムで抱かせよう。

エギを投げ返す。ボトムまで沈め、5回、メリハリのあるジャークを入れる。張らず緩めずでエギをフォールさせていると、ラインがプルルンと揺れた。多分イカパンチのアタリだ。

3回ジャークを入れる。

フォールに移るとまたプルルンとラインが揺れる。

軽くチョンチョンとジャーク。

ラインがプルルンと揺れたところでアワセを入れるとイカが乗った。遠くのボトムで掛けたのでじっくりとイカの引きを楽しむ。

足元まで寄せたところで竿先を下げ、リーダーがガイドに通るまでラインを巻いてからゆっくりと抜きあげた。

アオリイカ

ラインのアタリを取って釣った納得の1杯だ。

アオリイカ

計測すると胴長18cm。重さは410gあった。この時期としてはまずまずのサイズだろう。

ここでいったん朝食のため帰宅。

次は昼の2時過ぎから夕マズメにかけて次男とともに釣り再開とした。

2人でアオリイカと遊びながら時間をつぶしていたが、3時半ごろから泊波止赤灯台ポイントで次男は夕食のおかずの豆アジを狙うことに。

アオリイカタックルのリーダーの先にサビキ仕掛けを付け、さらにその先にラパラアイスジグ(ジギングシャッドラップ)を付けてのULSJ(ウルトラライトショアジギング)だ。

アイスジグを付けてあるのはカマスなどが来ないかと考えてのこと。実際、釣りだしてすぐに次男は30cmほどのカマスを釣った。

しばらくサビキ仕掛けを投げていた次男が、

「あっ、来た来た!」

と声をかけてきた。

見ると竿先がコンコンと揺れている。ゆっくりとリールを巻いてくるとアジが3匹ついている。仕掛けを上げてみると13cmくらいのアジだった。

これくらいの大きさのアジが連で掛かるとよく引いて楽しいものだ。サビキ仕掛けを投げ返すとすぐにアタリが出る。

「フォール中に乗ってくるわ」

次男は楽しそうだ。

「お父さんもやる?」

そう言われてサビキを替わってもらう。

次男に指示されたところに投げてフォールさせていると、途中でカツカツカツっというアタリが伝わる。リールのベールを返してラインを止めると、アジがコンコンと竿先を揺らしてくれる。

巻き上げると3匹のアジが付いていた。

同じところに投げる。が、今度はアタリが出ない。

「なんでワシに替わったとたんにアタリが出えへんようになんねん!」

「青物でも回ってるんと違う?」

仕掛けを回収して投げ返す。

フォールさせているとコツンというアタリが出た。

「あっ、おった、おった」

リールのベールを返し、追い喰いさせようとゆっくりリールを巻き始めると、これまでとは違う重~い引きが伝わってきた。

良型のアジが5連くらいで掛かったか?

そんなことを思いながらゆっくりリールを巻いていると急にドラグが滑った。

「アジと違うな…」

次男に声をかける。

リーダー1.75号の先はモトス1.5号、ハリス1号のサビキ仕掛けだ。とにかく無理はできない。

そ~っと、そ~っとポンピングしながらリールを巻く。魚は左手のテトラ帯に走っていく。

「そっちは行っちゃダメ~!」

こっちも魚について波止の上を移動しながら、魚を怒らせないように泳ぐに任せる。

何度もドラグが引き出されるが、徐々に魚が浮いてきた。

「スズキや!」

次男が叫ぶ。

ぼくの角度からは魚の姿が確認できないが、ロッドから伝わる重量感からはそれなりの大きさの魚だろう。

と、大きな口を開けて魚がエラ洗い。

「ヒエ~~~!」

思わず声が出る。

「タモ、借りてこい!」

次男に声をかける。

水面下でゆっくり泳いでいた魚がまた底へと突っ込む。

ドラグが鳴る。

あまりロッドを立てないように注意しながら好きなように泳がせる。

ポンピングでゆっくり魚を浮かせるとまた水面でエラ洗い。

「ヒエ~~~!」

「すみません、タモ、貸してもらえますか?スズキが掛ったんで」

次男が隣の方の人に声をかけているのが聞こえる。

その人がタモを持って隣に来てくれた。

「届くかな?3メートルしかないんやけど…」

そう言いながら波止に腹ばいになり、両手を目いっぱい伸ばしてタモを海面に下ろしてくれた。

何とかタモ枠が半分以上、水面下に入っている。これなら大丈夫だ。

そんなことをしている間にも、またドラグを引き出しながら魚は底へと突っ込む。そ~っと優しくポンピングして魚を浮かせる。

水面でさらにエラ洗いで抵抗する魚をなだめるように、ゆっくりとタモへと誘導する。

イヤイヤするように首を振り振りしながら、魚は頭からタモへと入ってくれた。

「入った!」

こんなに緊張したタモ入れもなかった。

「重い…」

タモをおろしてくれた人がそうつぶやきながらタモの柄をたたみ、波止の上に魚をおろしてくれた。

スズキ

尾びれの大きな筋肉質のスズキだ。

スズキ

サビキに掛かったアジに喰いついたのかと思っていたが、見るとサビキ仕掛けの下に付けたアイスジグに喰いついていた。

スズキ

計測すると76cm。重さは3.5kgあった。

そう言えば2年前にちょうどここでトップで釣れたスズキも76cmだった。

それにしてもたった5cmのアイスジグに喰いつき、よくぞサビキ仕掛けであがってくれたものだ。

ぼくはもうこの魚で完全燃焼。次男に声をかけ、この日は納竿としたのでした。(^^)

使用タックル
青物狙いタックル
ロッド
ダイワ モアザン AGS 99MH

リール
13ステラSW 4000XG

ライン
ゴーセン 剛戦ジギング 8BRADO 1.2号

リーダー
東レ スーパーL EX 6号

ヒットルアー
シマノ ロックウォーク 110F 11cm(23g) ピンクバックグローカラー

アオリイカ狙いタックル
ぼく
ロッド
ダイワ エメラルダス MX 86ML

リール
ダイワ 14エメラルダス MX 2508PE-H

ライン
ユニチカ キャスライン エギングスーパーPE3 0.5号

リーダー
ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 1.75号

次男
ロッド
シマノ セフィア BB R S803M

リール
ダイワ セルテート 3000

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.6号

リーダー
ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 1.75号

ヒットエギ
デュエル EZ-Q ダートマスター 2.5号

シーバスヒットルアー
ラパラ ジギングシャッドラップ 黒金カラー