2021年9月12日。
明石川河口サーフにチョイ投げのキス狙いで釣行しました。
秋雨前線が停滞したお盆の長雨・大雨以降、明石川河口サーフは底質が少し変わってしまったような感じがします。
そのせいか今年はキスの釣果はイマイチ。
それでもキスの爽快なアタリを感じたくての釣行です。
さて、結果はいかに・・・?(^^)
本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間
- 潮 ・・・大潮の後の中潮4日目
- 水温・・・23.9度
- 天気・・・くもり
- 風 ・・・東の風やや強し
- 時間・・・4時~11時30分
上げ潮になって時合い突入~波打ち際でアタリ連発
ガツンっ!!という衝撃。
まるで大きなハンマーで強打されたようだ。
続くプルルルルンっ!!というアタリでロッドが海中へと引き込まれそうになる。
大袈裟ではなく、25cmを超えるような大ギスのアタリはそれほど強烈だ
かつて関西の釣り業界をリードする存在だった「週刊釣りサンデー」の故・小西和人会長は、キスのことを「小さな大物」と呼んでいた。
パールピンクの可憐な魚体に似合わぬ大きなアタリ。
「小さな大物」とはまさに言い得て妙だと思う。
自作のキス仕掛けをフルキャストした先で、大きなハンマーではなく小さなハンマーで叩かれたぐらいのアタリが出たのは夜明け直後だった。
間違いなく良型のキスのアタリだ。
しかし続くブルルルンっのアタリが出なかった。
なんやねん!
食い逃げか~!!
思わず独り言が口をついて出る。
そのまま10メートルほど仕掛けをさびいたところで、先ほどよりはずっと小さいが、ブルルン、ブルルンっという明確なアタリが出た。
10cmそこそこのピンギスだが、今日初めての魚はやはりうれしい。
もう一度同じ辺りに仕掛けを投げ入れる。
最初の良型キスのアタリよもう一度!
などという都合の良い願いは叶うわけもなく、ただ仕掛けをさびく時間が続く。
先ほどのピンギスが釣れた辺りまで仕掛けをさびいてきた時に、また同じようなアタリが出た。
軽くアワセを入れると魚の重み。
そのままリールを巻いて慎重に浜に抜き上げた。
少しサイズアップだが、ピンギスには変わりない。
また同じポイントにキャスト。
仕掛けをさびいてくるが、今度はアタリが出ない。
波打ち際近くまでさびいてきた仕掛けを、そろそろ巻き上げようかと考えていた時にキスのアタリが出た。
ブルルンっという感触の後、もう一度ブルルンっときたところで軽くアワセを入れて巻き上げる。
上の針にはピンギス、下の針には超ピンギスのダブルだった。
仕掛けを投げ返す。
今度は真ん中あたりまで仕掛けをさびいたところで、少しマシなアタリが出た。
今日一サイズ!
・・・と言っても13cmほどの、やはりピンギスだ。
どうも今日は最初の良型キスのアタリ以降、ピンギスのアタリしか出ない。
そんなことを考えながらキャストした仕掛けをさびいていると、ドゥォン、ドゥォンと、音で例えるならパンチの効いた重低音のようなアタリが出た。
良型キスか!?
そんな思いが頭をかすめた時、竿先が一気に引き込まれた。
良型キスだ!
そんな願い半分でアワセを入れるとグンっとくる重量感があり、続いて重々しい引きが伝わってきた。
ああ~、残念!
キスと違う!!
細長い魚体のキスからはこんな重量感は感じない。
この重量感は体高のある魚だ。
抵抗しながら寄ってきた魚は、波打ち際でさらに抵抗を強める。
何度も左右に走る魚をいなしながら、慎重に浜に抜き上げた。
20cmちょいぐらいのキビレだ。
河口域ではおなじみのゲストである。
こいつを釣り上げてからしばらくキスのアタリが遠のいた。
最干から上げに変わる潮止まりの時間帯なのだろう。
潮が上げてくるとともに徐々にアタリも出るようになってきた。
しかし・・・、
釣れるのはやはりピンギス。
釣っても釣っても・・・、
ピンギス・・・。
ピンギスのオンパレードだが、上げ潮が効いてきてから明らかにアタリの数が増えてきた。
ピンギスのダブルに、
ピンギスと超ピンギスのダブルと、ダブルで掛かってくることも多くなった。
いわゆる時合いというやつだろう。
仕掛けをフルキャストしてゆっくりさびく。
ところが真ん中あたりまで来てもアタリはない。
あれ?
時合いと違うかったっけ?
波打ち際近くまで仕掛けをさびいてもアタリが出ない。
もう仕掛けを巻き上げようかと思っていた時に、ブルルルンっというキスらしい爽快なアタリが出た。
えっ?
こんな近くで!?
思わず独り言が出るほど、すぐ目の前でのアタリだった。
しかも、、、
ダブルで上がってきた。
再度仕掛けをフルキャストしてさびいてくるが、やはりアタリが出るのは波打ち際。
しかもダブルで釣れる。
「キスのポイントで案外見逃しがちなのが波打ち際」
というような言葉をどこかで見かけた記憶があるが、これまでへぇ~、そうなんだぁ~、程度にしか思っていなかった。
しかし今、その言葉の意味を実感している。
時合い突入&波打ち際のポイント発見で、この後もエサ切れまでキスは釣れ続いた。
ピンギス・超ピンギスばかりだったが、終わってみれば合計32匹の釣果。
新しいポイントも発見できたことに満足して明石川河口サーフを後にしたのでした。(^^)
本日のタックル/キス釣り仕掛け
ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M
リール
ダイワ EM MS 2508PE-H
ライン
YGK よつあみ G-soul X4 UPGRADE 0.6号
リーダー
東レ スーパーL EX 3号
仕掛け
キステンビン+おもり 5号
モトス・ハリス テレフタ―(海藻グリーン)1.5号
キス針6号の自作2本バリ仕掛け
本日の料理/キスの天ぷら
キス釣りの楽しみのひとつは、釣れたキスを色々な料理で食べること。
今回は釣れたキスがピンギスばかりだったので、ウロコと頭・内臓を取ってそのまま天ぷらにしました。
まるごと骨まで食べることができ、とっても美味でしたよ~。(^^)