2017年12月25日。
爆弾低気圧の接近で大荒れの大蔵海岸に、今年最後になるかもしれないシーバス狙いで釣行しました。
このブログにコメントを下さっている中村さんとご一緒する予定。すでに水温も13度まで下がっている中、シーバス君は現れてくれるのでしょうか。(^^)
潮・・・小潮2日目
水温・・・13度
天気・・・くもり
風 ・・・西の強風
時間・・・5時~8時半
最近はぼくとしては珍しく、夜になると海へと出かけて、
メバルちゃんとか、
ガシラ君とかと遊んでいる。
以前からこの季節になるとメバリングをやってみたいと思っていて、過去にジグヘッドやワームを買ったりしていた。
ただぼくは、何を隠そうめっちゃ不器用な人間。小さなジグヘッドに小さなワームを真っすぐに刺すことがなかなかできない。
何度もやり直しをしてようやく真っすぐ刺せたかなという頃には、ワームがボロボロになっているという体たらく。
それに加えて超朝型人間なので夜に出かけるのが億劫だということもあり、なかなかメバリングを本格的に始めることができなかった。
このままではいつまでたっても埒が明かないので、今年こそ真面目にメバリングに取り組もうと、以前から買ってあったジグヘッドにワームを真っすぐ刺す練習から始めたところである。
で、ワーム以外にも5cm程度のミノーを投げていたところ、
ある日はこんなセイゴが釣れた。
またある日には目測60cmくらいのシーバスが掛かり、5分くらいかけて足元まで寄せたものの、タモの用意をしていないために抜きあげでラインブレイクしたりすることがあった。
これならまだシーバスも十分狙えそうだ。そう思っていたところに中村さんからメールがあり、シーバス&青物を狙いませんかとのこと。渡りに船と中村さんの提案に乗って、今日の釣行になった次第である。
朝5時に現地着。さあ、タックルの準備だ、と思っているとこちらの方に近づいてくる人影がある。
「おはようございます」
中村さんだ。
「おはようございます。ぼくも今来たところなんですよ」
朝の挨拶を済ませてお互いにタックルを準備する。
ぼくが最初に選んだルアーはプエブロ ハンコック スノーマンカラー。スロー域ではシンキングペンシルのような動きをし、中・高速域に入るとウォブンロールアクションになる可変アクションを持ったシンキングミノーだ。
こいつを軽くキャストしてスローに引いてくる。水面直下を尻を振りながらユラユラと泳ぐイメージだ。
ルアーを泳がせていると、ルアーに魚が触れる感触が何度かあった。表層を泳ぐルアーに触れる魚といえばサヨリだろうか?
そんなことを考えながらルアーを投げていると、
「ひでさん、まだサヨリがいますね」
横でルアーを投げている中村さんから声が掛った。中村さんのルアーにもサヨリが当たっているようだ。
それならと、ここでルアーをアイマ カーム 110 マコイワシカラーにチェンジ。本来はバチ抜け用のシンペンだが、細身の体はサヨリパターンでも活躍してくれる。
シーバスがサヨリにボイルしているわけでないのでサヨリパターンとは言えないが、サヨリを意識している魚には効果があるはずだ。
水面直下をキープし、時々サヨリらしい魚がルアーに触れる感触を確かめながらルアーを引いていると、
「あっ、来ました!」
隣の中村さんから声が掛った。
「来ましたか!」
すぐに自分のルアーを回収し、タモの用意をする。
ヘッドライトを点けて中村さんの竿先に向ける。ラインの角度を見るとだいぶ近くまで寄せているようだ。
ここで水面にライトを向けると水面下で抵抗しているシーバスが見えた。魚はさほどの抵抗を見せることもなく、素直に寄ってきた。
タモを下ろす。
中村さんが魚を誘導して無事タモ入れに成功した。
70cmを少し切るぐらいだろうか。
ルアーはシマノ エスクリム ハデイワシキャンディーカラーを使っていたとのことだった。
中村さんは写真撮影を済ませてから魚をタモに戻してリリース。2人で釣りを再開する。
しばらくすると東の空があかね色に染まってきた。ここでルアーをブルーブルー シャルダス 20 ピンクチャートクリアカラーにチェンジ。
「表層をデッドスローに引けるブレード系ルアー」というのがメーカーの謳い文句で、明石川のドシャローで活躍してくれそうだと思って購入したものだ。
まだまだ辺りは暗いが、ギリギリブレードのきらめきが効果を発揮してくれる時間帯だと思う。スローに表層を引けばサヨリのレンジにも合うはずだ。
こいつをフルキャストしてロッドを立て気味にしてスローでリトリーブ。時々サヨリに当たるブルンっという感触がある。レンジは合っている。
ルアーをキャストしてスローリトリーブ。
10メートルほどルアーを引いたところでコツンっという感触。
サヨリか?
そのままスローリトリーブを続けるとグンっとロッドティップが入った。
軽くアワセを入れるとサヨリではない重量感が伝わった。
「来ました!」
隣の中村さんに声を掛けながらリールを巻く。
薄暗いながら水面で魚がエラ洗いをするシルエットが見えた。
魚はエラ洗いを何度も繰り返すのみで潜ろうとしないので、すんなりと寄ってきた。
近くまで来たところでヘッドライトを点けて魚を確認する。
「サイズアップですね!」
中村さんが隣でタモを用意しながら声をかけてくれた。
すんなり寄ってきたのでそんなに大きくないと思ったが、ライトの先に浮かんだ魚はそこそこの大きさのようだ。
中村さんがタモを下ろす。一度タモの前で反転したが、二度目で無事タモ入れに成功した。
折れ曲がった形で魚は上がってきた。
シャルダス 20をガッポリと丸飲みしている。レンジと動きがバッチリ合っていたのだろう。
「70後半はあるんじゃないですか?」
中村さんはそう言うが、痩せ気味なのでそんなに長さはないように思える。が…、
メジャーを当ててみると78cm。11月にサヨリパターンを狙って釣ったシーバスと同じ長さだった。
12月25日、クリスマス寒波の日に2人揃って釣果を得ることができた事に満足。お互いの検討を称えあって大蔵を後にしたのでした。(^^)
使用タックル
ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M
リール
ダイワ 13セルテート 3012H
ライン
クレハ シーガー PEX8 0.8号
リーダー
東レ スーパーL EX 5号
ヒットルアー
ブルーブルー シャルダス 20 ピンクチャートクリアカラー