2017年10月7日。
前日に雨が降ったので、雨後はやっぱりチヌ・シーバス狙いでしょ!

ということで、大蔵海岸にチヌ・シーバス狙いのトップゲームに出かけました。暗い間はエギを投げてアオリイカの新子を狙ってみる予定です。(^^)

潮汐表

潮・・・大潮の後の中潮1日目
水温・・・23.2度
天気・・・くもり時々小雨
風 ・・・北東の風少々
時間・・・4時~7時

朝方には雨が上がる予報だったが、家を出るときには小雨がパラついていた。結局釣りをしている間中、雨は降ったりやんだりしていた。

4時に現地着。エギングタックルとシーバスタックルを準備する。まずはエギングタックルにデュエル EZ-Q ダートマスター 2.5号 夜行ブラックカラーを結んでスタート。

エギを軽く投げてボトムまで沈め、4回シャクってまたボトムまで沈める。これを繰り返す。

明るくなってからの新子のサイトフィッシングはある程度パターンがつかめてきたが、暗いうちのエギングはまだ手探り状態。セオリー通りの釣り方を繰り返すのみだ。

エギをチョイ投げする。ボトムまで沈めてシャクってまたフォール。足元まで来たエギをすぐにピックアップせず、その場で何度かシャクリとフォールを繰り返す。これもセオリー通り。

3回ほどシャクリとフォールを繰り返し、ピックアップしようとした時に違和感を覚えた。何かが掛ったようだが、エギが水面近くにあったせいでもうエギは宙に浮いているようだ。

そのままリールを巻くとプシューっという音が聞こえた。イカのようだ。

アオリイカ

2.5号のエギと変わらない大きさのアオリイカの新子がエギを抱いていた。写真を撮ってこれはリリース。すぐにエギを投げ返す。

やはり足元まで来たエギを何度かシャクってフォールを繰り返していると、グンっと重みが乗った。

してやったり!そう思いながらリールを巻くが、これもあまり抵抗しない。また小さいイカか?

ゆっくりリールを巻いてエギを持ち上げると、イカの形をしていない。木の枝でも引っ掛けたのかと思ってヘッドライトを当ててみると、可愛いタコだった。

タコ

タコはうれしいゲストなのでこれはキープ。

またエギを投げ返す。カウントダウンしてエギを沈め、シャクリとフォールを繰り返す。真ん中あたりまで来たエギをフォールさせ、シャクったところでロッドに重みが乗った。

今度は少し重みがある。アオリイカらしい引きもする。ゆっくり引きを楽しみながら足元まで寄せ、丁寧に抜きあげた。

アオリイカ

こいつは胴長15cmだった。

ここで時計を見るとちょうど5時30分。そろそろシーバスタックルに持ち替えるべきか、もう少しエギを投げるべきか。

まだ少しトップゲームには早いだろうと思い、もう一度エギを投げ返す。エギが着水したその時、目の前でボイルが2発出た。

やっぱりシーバスタックルに持ち替えるべきだった!

あわててエギを回収し、すでに準備してあったアイマ モルモ80 ピンクイワシカラーをボイルが出たあたりに投げる。

こいつもゆっくり引くと水面で引き波を立てて泳ぐルアーだ。軽くトゥィッチを入れると水面直下でもがくようなアクションを見せ、水面がモワ~ンと持ち上がるような波紋を出す。

焦る気持ちを抑え、デッドスローでルアーを引いてくるが魚の反応はない。ボイルした魚が青物なら、次の回遊までしばらくかかるだろう。

そう思いながらルアーを投げていると、ルアーが届かない距離のところでボイルが出た。魚はまだ遠くに行っていないようだ。

ルアーを投げる。デッドスローで引き波を立てて引いていると、今度は左手すぐのところでボイル。ちょうどその横をルアーが通りかかる。

が、魚は出ない。

ここでルアーを変えてみることに。まだ薄暗いのでゆっくり引けるルアーで、モルモ80よりも魚へのアピールが強いルアー。ブーツ120の出番だ。

ラパラ(ストーム)ブーツ120 チャートバックホロカラーを結びフルキャスト。着水後、ルアーが浮き上がるのを待って力強いショートジャークを一発入れる。

下手なポッパーよりもアピール力のあるポップ音と水しぶき、泡をまといながらのダイビングをする。この一発でルアーの存在を気付かせるのだ。

そこからデッドスローでリトリーブ。ダイブしたブーツは再び浮き上がり、水面に引き波を立てながらヨタヨタと泳ぎだす。

適当なところでまたショートジャーク。ジュボッ!という音ともに水しぶきを上げ、泡をまといながらブーツはダイブする。

回収したブーツをフルキャスト。

ショートジャークの後、デッドスローリトリーブ。

ショートジャーク。

ジュボ!

ゆっくり浮き上がるブーツをデッドスローリトリーブ。

と、ヨタヨタ泳ぐブーツの下から大きな魚影が横っ飛びで喰いつくのが見えた。

ブーツが水面下に引き込まれる。

待つ。

一瞬遅れてロッドにアタリが伝わった。

ロッドを立てる。アワセを入れる間もなく、魚は底へと潜りだした。

ドラグが鳴る。ロッドを立てて魚の走るに任せる。というか、何もできない。

じっとロッドを立てていると魚はこちらに向かって泳ぎだした。ラインテンションを保つようにリールを巻きながら、ここで追いアワセを入れる。

また底へと潜りだす。魚が頭を振る感触が伝わってくる。結構な重量感だが、青物のようなスピードのある走りではない。

チヌか?シーバスか?

底へと潜った魚はなかなか浮いてこない。エラ洗いをしないところを見るとチヌだろうか。それにしては重量感が半端ない。

魚の引きにひたすら耐えていると、頭を振る感触とは違う、カツカツカツというリーダーが何かに擦れるような感触が伝わってきた。

ラインの角度を見ると、魚は波止際の捨て石の近くにいるようだ。ここに走られるのだけは絶対にNGだ。少々強引に魚を浮かせにかかる。

ドラグが滑るのを無視してポンピングしているとようやく魚が浮いてきた。

シーバスだ。

ルアーをハーモニカ咥えし、大きな口を開けたままで抵抗している。水面まで浮いた魚は初めてエラ洗いをした。魚も弱ってきている。

さらに底へ潜ろうとする魚を強引に止め、そのまま水面に浮かせて空気を吸わせる。魚はゆっくりとこちらに寄ってきた。

そろそろタモの用意をと思っていた時、隣の方でエギングをしていた方が、

「タモ入れしましょう」

と言って走ってきてくださった。

「ありがとうございます」

その方が下ろしてくれたタモにシーバスを誘導する。2回、3回とタモの寸前でエラ洗いをして抵抗したが、4回目にようやくタモ入れに成功した。

「ありがとうございました」

礼を言ってその方からタモを受け取った。

シーバス

タモからはみ出した感じから、長さは70cmチョイといったところだろう。ただ頭と肩回りが大きく、長さ以上に重量感のあるシーバスだ。

シーバス

写真ではブーツのテールフックが外れてしまっているが、このフックはフロントフックが掛かっている左のかんぬきと反対側に掛かっていた。

シーバス

計測してみると74cm。重さは3.4kgだった。

この後、魚の反応も薄くなり、この日の目的だったシーバスも釣れたことに満足して、大蔵を後にしたのでした。(^^)

(タモ入れを手伝ってくださった方、ありがとうございました。m(_ _)m)

使用タックル

アオリイカ
ロッド
ダイワ エメラルダス MX 86ML

リール
ダイワ 14エメラルダス MX 2508PE-H

ライン
ユニチカ キャスライン エギングスーパーPE3 0.5号

リーダー
ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 1.75号

ヒットエギ
デュエル EZ-Q ダートマスター 2.5号

シーバス
ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M

リール
ダイワ 13セルテート 3012H

ライン
YGK よつあみ G-soul X8 UPGRADE 0.8号

リーダー
東レ スーパーL EX 5号

ヒットルアー
ラパラ(ストーム)ブーツ120 チャートバックホロカラー