2021年12月11日夜~12日早朝。
前日のキス釣りで余った石ゴカイを持って、ジグヘッド+石ゴカイというルアーフィッシングとエサ釣りのハイブリッド釣法メバリングでメバルを狙いました。
そしてもうひとつ。
以前からずっとやってみたいと思っていた冬のライトエギングのターゲットであるヒイカ。
ヒイカは兵庫県でも西の方(姫路方面)、また明石でもやはり西部の二見あたりでの釣果をよく耳にしていたのですが、明石東部の明石港などでも釣れるのではないかと思い、冬になると一度挑戦してみたいとずっと考えていました。
果たしてどうなることやら・・・。(^^)
本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間
- 潮 ・・・小潮
- 水温・・・16.1
- 天気・・・晴れ
- 風 ・・・北西の風少々
- 時間・・・20時00分~翌6時30分
初めての挑戦・明石港でヒイカ狙いのライトエギング
大きさは関係ない。
1.5キロのアオリイカだろうが100gに満たないヒイカだろうが、初めて挑戦する釣りで自分なりにポイントを探し、自分なりに考えた釣り方で釣れた魚の嬉しさに変わりはない。
一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。
という中国のことわざがあるが、釣りというのは何歳になってもあれこれ頭を悩ませながら楽しめる趣味だとつくづく思う。
冬にライトエギングでヒイカを釣るというのも、ここ何年か自分の中でずっと持ち続けてきたテーマのひとつだ。
「漁港や湾奥などの、流れが緩やかで常夜灯が効いている場所」がヒイカのポイントだと言われる。
ならば明石港にしろ新浜漁港にしろ林崎漁港にしろ、常夜灯が煌々と照る漁港なのだからヒイカがいてもおかしくないはずだ。
そんな思いを抱き、ライトタックルを持って明石港へと出撃した。
最初はメバリングからスタート。
ただしメバリングと言ってもワームを使うのではなく、キス釣りで余った石ゴカイをジグヘッドに刺す、エサ釣りとルアーフィッシングのハイブリッドメバリングである。
JAZZ 尺ヘッド DX mini Rタイプ 1.2gに石ゴカイをセットして第1投。
着水後リールを5回ほど巻いたところで早速コツコツっというアタリが出た。
そのままリールを巻き続け、ロッドティップが引き込まれたところで軽くロッドを立てる。
メバルの小気味良い引きを楽しみながら抜き上げた。
15cmほどの可愛いサイズだが1投目からのヒットはうれしい。
石ゴカイを付け替えて投げ返すとすぐにアタリが出る。
同じようなサイズだ。
3投目。
すぐに答えが出る。
やはり本物のエサは強いのか、メバルも何の疑いもなく喰ってきている感じだ。
が、同じようなサイズを7匹釣ったところで少しメバルのアタリが遠のいた。
ここでジグヘッドの重さを3gにアップ。
遠投してボトムを探ってみる。
フルキャスト後ボトムまでジグヘッドを沈め、チョンチョンっと動かしながら探っているとカツカツっという感触。
アワセを入れるとメバルとは違う、鋭角的な首振りが伝わってきた。
カンカンと竿を叩いたやつの正体はチャリコ。
同じ釣り方でもう1匹チャリコを追加したところでポイントを移動。
この日の本命であるヒイカ狙いに移ることにした。
仕掛けの先のジグヘッドをエギに付け替える。
ヤマシタ エギ王Qライブ 2号 BLCFOカラーからスタートだ。
使っているロッド、ダイワ 月下美人76UL-Sの適合ルアーは0.5~5g。
エギ王Qライブ 2号は6.5gなのでロッドのスペックをオーバーしている。
ソリッドティップの穂先を破損しないように垂らしを長めにとってキャスト。
エギをボトムまで沈める。
ボトムの感触を確かめてから、チョンチョンチョンと軽く3回エギをしゃくってフォール。
夏のケンサキイカのライトエギングと同じ要領だ。
チョンチョンチョンでフリーフォール。
チョ~ンチョ~ンチョ~ンでテンションフォール。
次のチョンでロッドティップにかすかな重みが乗った。
えっ?1投目から??
半信半疑でリールを巻き始めたが、確かにエギだけではない重さがある。
巻き続けていると非常に可愛いクンクンという引きも伝わってきた。
水面に浮いてからはプシューという逆噴射の音も聞こえてくる。
間違いなくイカのようだ。
足元まで引き寄せて慎重に抜き上げた。
ケンサキイカを一回り小さくしたサイズ感。
まごうことなきヒイカだ。
すぐにエギを投げ返しボトムまで沈めてしゃくりとフォールを繰り返す。
ちょうど真ん中あたりまでエギを引いてきたところで、しゃくった手にグッとくる重さを感じた。
え…?2投連続…??
半信半疑でリールを巻くとクンクンと可愛い抵抗が伝わってきた。
「いるじゃん、いるじゃん、ヒイカ」
思わず独り言が出る。
エギをキャスト。
チョンチョンチョンの後のテンションフォールで、エギが着底した感触とは少し違うモゾモゾと言うかガサガサと言うか、変な違和感が伝わってきた。
軽くロッドを立てるとエギの重さ以上の重みを感じる。
え・・・?3投連続・・・??
半信半疑で・・・・・・
こうして半信半疑が5投連続で続いたが、さすがに6投目は空振り。
7投目も反応がなかったのでエギをヤマシタ ナオリー 1.8号にチェンジした。
(旧タイプのためカラー名は不明)
すぐに答えが出る。
すぐにエギを投げ返してしゃくっていると、今度はゴミが引っ掛かったのかというような感触。
一応リールを巻くが、イカ特有のクンクンという引きもない。
足元まで寄せたエギの先には何やら丸いものが付いていた。
イイダコでも喰い付いたか?
そう思いながら抜き上げてみると・・・
なんと想像もしていなかったミミイカ。
エギの方が大きい・・・。
この後ミミイカをもう1杯追加。
エギをとっかえひっかえしながら、
ヒイカも追加。
途中、ジグヘッドに替えてボトムでガッシーを掛けたり、
ゲストのアジも登場したりしながら、
飽きない程度に、ではなく、まったく飽きる暇がない程ヒイカのアタリを楽しんだ。
夜が明けてきたところでワインドを試してみようとJAZZ 尺ヘッド DX mini Dタイプ 1.5gにダイワ 月下美人 ダートビーム 2インチ ゴーストラメシルバーカラーをセットして投げてみる。
チョンチョン・フォール、チョンチョン・フォールを繰り返していると、足元近くまできたワームに魚が喰い付いた。
小気味良い引きを楽しみながら抜き上げた魚は、、、
可愛いサイズのメバルだった。
夜も明け、十分な釣果に満足してここで納竿することにした。
結局この日は、ヒイカが20杯、ミミイカが2杯(ヒイカの左側の小さくて丸いヤツです)、メバル9匹(キープ7匹)、アジ1匹、ガシラ1匹(リリース)、チャリコ2匹(リリース)という釣果でした。(^^)
本日のタックル/メバリング&ライトエギング
ロッド
ダイワ 月下美人76UL-S
リール
ダイワ セルテート 2004CH
ライン
YGK よつあみ G-soul X4 UPGRADE 0.3号
リーダー
YGK よつあみ 海藻ハリス 1.5号
ジグヘッド
JAZZ 尺ヘッド DX mini Rタイプ 1.2g他
エサ
石ゴカイ
ワーム
ダイワ 月下美人 ダートビーム
ヒットエギ
ヤマシタ エギ王Qライブ 2号 BLCFOカラー他
ヒイカ釣りと言うことで1.5号のナオリーも用意していったのだが、一番ヒイカの乗りが良かったのはエギ王Qライブ 2号のBLCFOカラーだった。
エギの上にスッテを付けた仕掛けも試してみたが、逆に小さなスッテよりも下の2号のエギの方に乗ることの方が多かった、と言うか、この日はほとんどがエギの釣果だった。
本日の料理/ヒイカとメバルの煮付け
ヒイカは目玉と背骨と口を取り除く下処理をして煮付けに。
プルプルとした食感がたまりません。
ちょうどホタルイカの煮付けのような感じですね。
塩で軽くゆがいてしょうが醤油で食べるのも美味そう。(^^)
メバルもヒイカと一緒に煮付けにしました。
小さなメバルながらホロホロと取れる身が最高です。(^^)
ひでさん、これ、ほんまにすごいですね!
その魚(イカ)の習性から、前情報とかではなく、ここで、こんなんしたら釣れるかも・・・のごく初期の仮説がそのままズバリって、これはホンマにすごいなぁ、さぞかし充実でしょう(^^)
中村さん、こんにちは。(^^)
おかげさまでヒイカ釣りにはまってます。(^^;
様々な仮説を立てては実践・検証を繰り返してこられた中村さんだからこそ、わずか10センチほどのヒイカの釣果が持つ、ぼくの中での意味の大きさが分かっていただけるんだと思います。
この記事に対して、中村さんからこういう内容のコメントが来るんじゃないかなと、なんとなく思ってました。(^^ゞ
すごいのはぼくではなく、ぼくの釣果の意味をこういう形でとらえていただける中村さんの洞察力の方だと思いますよ。(^^)