2017年11月29日。
先日来の急激な冷え込みで、水温も17度台と一気に下がってきた明石の海。突然の冬将軍の到来に身が縮まる日が続く中、今日は久しぶりの小春日和で夕方には水温も少し上がっているはず。

というわけで明石では最終盤戦となるアオリイカを狙って、夕マズメの大蔵海岸エギングに出かけました。朝マズメの青物に続くダブルヘッダーです。(^^)

12月1日 追記
アオリイカ&コウイカの薄造りの写真をアップしました。

潮汐表

潮・・・若潮
水温・・・17.1度
天気・・・晴れ
風 ・・・おだやか
時間・・・16時~19時

夕マズメから夜にかけて釣行することは、一年を通しても数えるほどしかないが、この時季のアオリイカを狙うなら夕マズメを外すことはできない。

ということで現地には16時着。すぐに仕掛けを準備して最初に結んだエギはデュエル EZ-Q ダートマスター 3号 ケイムラレッドパープルカラー。メーカーの謳い文句は「警戒心の強いモンスターにスイッチを入れる仕様のモンスター狙い一押しカラー」である。

まずはエギを軽くキャストして、潮の流れを確認しながらエギをしゃくってくる。上げの流れが少し残っているが、潮はほぼ止まりかけているようだ。3号のエギでしっかりボトムが取れる。

これならエギが流され過ぎることはなさそうなので、今度はエギをフルキャスト。しっかり底まで沈めてしゃくってくる。

波止際まで来たところでエギを水面近くまで一気にしゃくりあげる。ついてきているアオリイカがいないかを確認するが、それらしい影は見えない。

そのままラインテンションを抜いてエギをフォール。

と、1メートルほど沈んだところで、落ちていくエギがほんの少し不自然に横に動いた(ように見えた)。

ん?

軽くアワセを入れるとグンっという重量感。それでもまだ半信半疑でリールを巻くと、墨を吐きながら足を広げて抵抗するイカが見えた。

掛けたところが足元なのでイカはすぐに水面に浮いた。カンナの掛かりどころを確認し、そのまま波止へと抜きあげた。

アオリイカ

メジャーを当てた写真は撮らなかったが、計測すると胴長18cm。

開始2投目で釣れたこと、この時季でもこんな小さなサイズが波止際でウロウロしているんだということのダブルの驚きだった。

(波止際でウロウロしていたのではなく、沖からエギに付いてきたのかもしれないが…)

この時季になるともうアオリイカは終わりと、エギングタックルをしまってしまうのが一般的だと思うが、それはアングラーの勝手な思い込みにすぎないのかもしれない。

残念ながら釣れたサイズは「モンスター」ではなかったが、ボーズ覚悟というか、ほぼボーズ確定のつもりの釣行だったので、これで一気にテンションが上がった。

が…、

やはり状況はそんなに甘くはなく、そこからはまったくアタリが無い。やがて辺りが暗くなり、下げの潮が効き出した。ここからはエギを下げの潮に乗せて流し込んでいく釣りを試してみる。

ここで気分転換にエギもチェンジ。ヤマシタ エギ王Q ライブ 3号 NAEBAカラーを結んだ。赤テープにエビ柄の模様という、夜間にはめっぽう強いカラーだ。

流れの筋にエギをキャストして、そのままエギを流していく。ボトムを確認してスラックジャークを2発。そのままロッドを立ててラインを張らず緩めずで送っていく。

再度エギがボトムに付いたところでスラックジャーク。これを何度か繰り返しつつ、時々3回~5回程度大きくエギをしゃくってイカにアピールする。

潮がもっと効いていたらエギをしゃくりあげた後、潮に乗せてさらにエギを送り込んでいくのだが、今日はそこまで潮が流れていない。少しずつこちらにエギを寄せながらジャークを繰り返す。

エギをキャスト。

ボトムを取ってスラックジャークを入れ、ゆっくりとラインを送っていく。

スラックジャーク。

張らず緩めずでラインを送っていく。

エギがボトムにつくかつかないかというところで、コツっというごく小さな感触が手元に伝わった。

アタリか?

ラインスラックを取って大きくアワセを入れると、ロッドに結構な重量感が乗った。そのままリールを巻くとイカ特有のグィ~ン、グィ~ンという引きが伝わってきた。

よし!アタリを取って掛けたぞ!

エギをかなり流し込んだ先のボトムで掛けたので、たっぷりと引きを楽しみながらイカを寄せてくる。

しかし最初こそグィ~ンという引きがあったものの、あとは重量感だけであまり引かない。

ボトムで掛けたし、重いだけであまり引かないし、もしかしたら…。

足元までイカを寄せたところでヘッドライトを点けて姿を確認すると、やはり心配(?)したとおりコウイカだ。

結構な重さだったので、ドラグを締め込んで目一杯リールを巻いてからゆっくりと波止へと抜きあげた。

コウイカ

波止の上に上がってもエギをさらに抱き込もうとしている。こ、怖い…。(^^;

コウイカ

サイズを測ってみると胴長20cm。なかなか立派なコウイカだ。

この後もしばらくエギを投げたが、だんだん風が強くなってきたところでストップフィッシング。小さいながらこの時季にイカが釣れたことに満足して大蔵を後にしたのでした。(^^)
 
12月1日 追記
釣ったアオリイカとコウイカを薄造りにした、インスタ映えする写真をアップします。(インスタ、やってませんけど。(^^;)
 
アオリイカの薄造り

左下の大皿がアオリイカ、右下の大皿がコウイカ、上の小皿がコウイカのゲソ(塩焼き)です。
 
アオリイカの薄造り

アオリイカの薄造り。薄造りにするともっちりとした食感になって、甘みが強く感じられるようになります。ゲソは塩でもんだ後、冷水で良く洗ってあります。こうするとプルンプルンになってメチャ美味です。
 
コウイカの薄造り

こちらはコウイカの薄造り。甘味はアオリイカよりも少なくなる感じですが、食感はアオリイカよりもモチモチ感が強いですね。
 
コウイカのゲソ

コウイカは海底に棲息するイカなので、ゲソには雑菌が付着しているかも分からないので塩焼きにしました。アオリイカのゲソに比べて太短いので、ブリブリの触感がたまりませんでしたよ。

どの写真も携帯で撮ったものなのでインスタ映えからは程遠いできですが、雰囲気だけでも伝われば幸いです。

薄造りにしたものはそのままわさび醤油で食べても美味しいし、しゃぶしゃぶにしても絶品です。ぜひお試しあれ。(^^)
 
使用タックル

ロッド
ダイワ エメラルダス MX 86ML

リール
ダイワ 14エメラルダス MX 2508PE-H

ライン
ユニチカ キャスライン エギングスーパーPE3 0.5号

リーダー
ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 1.75号

ヒットエギ
ヤマシタ エギ王Q ライブ 3号
デュエル EZ-Q ダートマスター 3号



今年から使い始めたデュエルのエギ、EZ-Q ダートマスター。他のエギにはないカラー展開が気に入っている。エギの老舗デュエルの製品だけあって、ダートやフォール姿勢など基本性能にも間違いはないと思う。