2021年6月26日。
明石川河口サーフのキス狙いに出かけました。
実は5月の中旬に一度様子を見に行ったんですが、その時はまだ底が海藻だらけで釣りになりませんでした。
果たして今回はどうなることやら・・・。(^^)
本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間
- 潮 ・・・満月の大潮4日目
- 水温・・・20.6度
- 天気・・・くもり
- 風 ・・・東の風やや強し
- 時間・・・4時20分~11時30分
時合いはエサも残り少なくなった11時頃でした…
淡路島の真上に浮かんだ満月の明かりが、明石海峡に落ちてきらめいている。
万葉の歌人ならば、この風景に例えてどんな恋愛を歌に詠むだろうか。
午前4時20分。
強く、弱く、砂浜に打ち寄せる波の音が耳に心地良い。
こんな情景を目で、耳で感じられるのも釣り人の特権なのかもしれない。
などとガラにもないロマンティックなことを考えながら、キスのチョイ投げ仕掛けの準備に取り掛かる。
朝一は自作3本バリ仕掛けに石ゴカイを1匹ずつ刺して魚の活性の様子見だ。
第1投。
真正面にフルキャストし、ゆっくりと仕掛けをさびいてくる。
朝マズメはいつも遠くよりも近くでアタリが出るので、それに期待しながら手前まで丁寧に引いてくるがアタリは出ない。
第2投目。
アタリなし。
第3投目。
周囲も明るくなり、キスがいれば喰ってきてもおかしくないはずだが、やはり最後までアタリがない。
第4投目。
フグもいない・・・。
イヤ~な予感を振り払うように第5投。
半分ほどさびいてきたところでプルルルルンという、小さいがキスらしいアタリが出た。
そのままゆっくり仕掛けをさびくと魚が付いている感触。
軽く竿をあおってリールを巻く。
上がってきたのはかわいいサイズのピンギスだった。
時間を見ると5時6分。
第1投から30分以上経過していた。
3本バリすべてのエサを新しいものに付け替え、今アタリがあった少し沖に投げ込む。
すると今度はすぐにアタリが出た。
が、ラインが震える程度のごく小さなアタリだ。
軽くアワセを入れてリールを巻き始めると、小さなアタリに似合わず変な重量感がある。
何だろう?
キスのアタリではなかったしなぁ、と思いながら抜き上げた魚は、、、
テンコチのダブルだった。
頭が扁平な分、小さくても水の抵抗が大きいのだろう。
沼島ではテンコチと呼んでいたが、明石あたりでは何と呼ぶのだろうか?
関西ではガッチョ、瀬戸内ではテンコチ、関東ではメゴチと呼ばれるのが一般的のようだが、標準和名は「ネズッポ科ネズッポ属ネズミゴチ」である。
関東では天ぷらの種として珍重されているようだが、刺身にしてもうまい魚だ。
また3本バリすべてのエサを新しくして仕掛けを投げ返す。
サビキ始めると、またフルルルルっという先ほどと同じようなアタリが出た。
竿を軽くあおってリールを巻く。
少し重い。
上がってきたのは少し大きくなったテンコチだ。
魚を針から外し、エサを付け替えてフルキャスト。
と言っても、ぼくは飛距離、精度ともにキャストがあまり上手くないので、せいぜい50メートルも飛べば良いところだ。
その50メートル先からコココッというアタリが手元に伝わってきた。
キスのアタリではない。
しかし先ほどから釣れているテンコチのアタリでもないようだ。
今度は何だろう?
リールをグリグリと巻いて上がってきたのは、、、
何と10cmもないハゼだった。
何十メートルも先の、こんな小さなハゼのアタリが分かるなんて、PEラインの性能はすごいものだと思う。
いやいや、そんなことに感心している場合ではない。
本命のキスはまだ1匹しか釣れていないんだ。
エサを付け替えて仕掛けを投げ返す。
半分ほどのところまでさびいてきたときに、今日一番のアタリが出た。
ゴンゴン、プルルルルン!
間違いなくキスのアタリだ。
魚が付いていることを確かめてから竿をあおりリールを巻いてくる。
慎重に抜き上げたのは16cmのキスだった。
今釣れたところの少し沖に仕掛けを投げ返す。
ゆっくり仕掛けをさびいてくると、さっきと同じあたりでキスらしいアタリが出た。
軽くアワセてからリールを巻く。
ピンギスだがダブルだ。
次の1投もピンギスのダブル。
ようやく魚の活性が上がってきたのか、こんなゲストも釣れるようになってきた。
相変わらずテンコチもポロポロ釣れる。
なんだかんだで時計を見ると11時。
遅い時合いが来たようだが、石ゴカイを1匹付けしてきたのでエサも残り少なくなってきた。
しかし何となくここらで良い魚が出そうな予感がする。
そんなことを思っているとひときわ強いアタリが出た。
ゴゴン!に続いて竿先を引っ張っていく。
良し良し!
そのままアワセを入れてリールを巻き始めるとそこそこの重量感。
慎重に魚を抜き上げた。
19cm。
残念ながら20cmには届かなかったが今日一のキスだった。
ここでエサ切れ。
時間も昼前だ。
これからが時合いという時にエサ切れとなったのは残念だったが、最後の最後にまずまずの良型キスが釣れたことに満足して帰路についたのでした。(^^)
※いつものように家に帰ってから釣ったキスをまな板に並べ、最長寸の長さを測ってから集合写真を撮るつもりだったんですが、キスをまな板に並べて数を数え、長さを測るところまでして集合写真を撮るのを忘れてしまいました。m(_ _)m
本日のタックル/キス釣り仕掛け
ロッド
ダイワ モアザン AGS 97M
リール
ダイワ EM MS 2508PE-H
ライン
YGK よつあみ G-soul X4 UPGRADE 0.6号
リーダー
東レ スーパーL EX 3号
仕掛け
- キステンビン+おもり 5号
- モトス:フロロカーボン 2号
- ハリス:テレフタ―(海藻グリーン)1.5号
- キス針6号の自作3本バリ仕掛け
今回からハリスにYGKよつあみの「テレフタ―(海藻グリーン)」を使っている。
ゴーセンのホンテロンなどと同じポリエステル糸である。
ハリがあるため仕掛けが絡みにくく、YGKよつあみのHPによると「海藻グリーン」という色は「魚が警戒心を持たず見えにくい色」らしい。
まあそれが実感できるほど釣れてないが、何と言ってもフロロカーボンラインと比較すると非常に安価なのが魅力的だ。
本日の料理/キス&テンコチ(ガッチョ)の天ぷら
※これはイメージ画像です。
集合写真と同じくこちらも写真を撮るのを忘れてしまいました。m(_ _)m
我が家のグルメ次男によると、
「キスの天ぷらはあっさりとしていて美味しいが、テンコチ(ガッチョ)の天ぷらの方はキスよりも味が濃くて旨味がある」
とのことでした。
テンコチ(ガッチョ)は見た目が悪く、ぬめりがあったり、エラのところにとげがあったりで関西ではキス釣りの外道として嫌われ者扱いですが、関東では天ぷら種として珍重される魚。
刺身にしても美味しいですよ。(^^)
はじめまして。神戸、明石方面でシロギスを狙おうと考えて、いろいろ調べていたら、こちらのサイトに辿りつきました。
ポイント的に明石川は有望だなあと思います。明石川で釣行する場合、車は何処に停めているのでしょうでか?離れた場所にコインパーキングはあるようですが。
投げ釣り初心者さん、こんばんは。管理人のひでです。
コメントありがとうございます。^^
なんですが、、、
実はぼくは原チャリで釣り場に通っているので、車の駐車スペースに関してはあまり詳しくないんです。
また、決まった駐車スペースがない釣り場でどこに車を停めるのかというのは、ある意味とてもデリケートな問題を含んでいますので、大変申し訳ないんですがぼくとしてはよく分かりませんとしかお答えできません。m(_ _)m
一番確実なのは、
「神明・播磨・但馬・鳥取の波止釣り・投げ釣り・SWルアー―ベストポイント120 (別冊関西のつり 92 航空写真&ガイド) 」
https://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E6%98%8E%E3%83%BB%E6%92%AD%E7%A3%A8%E3%83%BB%E4%BD%86%E9%A6%AC%E3%83%BB%E9%B3%A5%E5%8F%96%E3%81%AE%E6%B3%A2%E6%AD%A2%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%83%BB%E6%8A%95%E3%81%92%E9%87%A3%E3%82%8A%E3%83%BBSW%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E2%80%95%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88120-%E5%88%A5%E5%86%8A%E9%96%A2%E8%A5%BF%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%82%8A-92-%E8%88%AA%E7%A9%BA%E5%86%99%E7%9C%9F-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89/dp/4873551226/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%A5%9E%E6%98%8E%E3%81%AE%E9%87%A3%E3%82%8A&qid=1626356591&sr=8-1
等の本に掲載されている駐車場(駐車スペース)を利用することだと思います。
本として出版するわけですから、当然車を停めても問題のないところしか掲載されていないでしょうから。
こんなお答えしかできなくて申し訳ないですが、様々な事情、ご賢察いただければ幸いです。m(_ _)m
こんばんは。早速のお返事ありがとうございます。
詳しく調べて釣行に役立てたいと思います。
取り急ぎ、返信まで。