2021年10月3日。
ライトタックルを持って明石川~明石川河口サーフへと出かけました。
狙いの本命はメッキですが、チビシーバスとも遊びたいと思います。
久しぶりの明石川でのライトゲーム。
さて結果はいかに・・・?(^^)
本日の潮汐表・水温・天気・釣行時間
- 潮 ・・・若潮の後の中潮1日目
- 水温・・・24.1℃
- 天気・・・晴れ
- 風 ・・・北東の風ややきつい
- 時間・・・6時~7時30分
本命のメッキは不発だったが・・・
狙いはGTだ。
と言っても30キロ、50キロといったジャイアントトレバリーではない。
その子ども。
30g、50gのメッキを狙っての釣行だ。
5cm程度のペンシルベイトをチョコチョコとドッグウォークさせていると、突然海面を割って魚がバイトする。
大きなシーバスや青物狙いでは、1回の釣行でそう何度もそんな場面に出くわすことはない。
しかし相手がチビシーバスやメッキなら、ちょっと頑張れば二桁近い海面爆発が見られることもある。
トップゲーム大好きアングラーとしてはたまらない魅力だ。
海面が爆発した時の興奮は魚の大小に関係ない。
そんな興奮・魅力を存分に味わおうと、夜が明けた6時、ライトタックルを持って明石川へとエントリーした。
が、しかし・・・。
大きな期待とは裏腹にメッキやチビシーバスがまったく姿を現さない。
5cm程度のペンシルベイトやポッパーを投げても、海面が爆発するどころか魚の影も見えないのだ。
トップでダメならとミノー、シンペン、メタルジグとレンジを下げて探ってみるが、やはり反応なし。
魚がいればルアーの後ろについてくる影が見えるはずだが、まったく何もルアーを追ってきている様子がないのだ。
河口まで一通り探ったが、魚の気配がないのでサーフの様子を見てみることに。
過去にはサーフでメッキやチビシーバスを爆釣したこともある。
ルアーはアイマ プガチョフコブラ60 ピンクヘッドクリアカラーをチョイス。
フルキャストしてドッグウォークで引いてくる。
1投して反応がなければ5メートルほど移動。
キャスト&ドッグウォークを繰り返す。
こうして移動しながら探っていいるうちに、サーフの反対側の端まで来てしまった。
ここから折り返しだ。
プガチョフコブラ60をキャスト。
軽くシェイクするようにロッドティップを動かし、ペンシルベイトに命を吹き込む。
5メートル移動を3回ほど繰り返し、今日はもうダメかな~と弱気になりかけるのを打ち消すようにルアーをフルキャスト。
ドッグウォークさせながら引いてきたルアーが波打ち際まで来る。
さて、もう回収だな、とよそ見をした瞬間、バシン!という大きな音とともにロッドを持つ手に衝撃が伝わってきた。
えっ!?と思ってルアーの方を見ると大きな水しぶきが上がっている。
軽くアワセを入れると魚はガンガンと頭を振りだした。
なかなかの重量感を感じる。
メッキやチビシーバスではないことは確かだ。
ライトタックルなので無理は禁物。
魚の走りにまかせてラインを出す。
沖へ走ろうとしていた魚が、今度は左へと走り出した。
こちらも魚について左へ移動する。
重さのある首振りが伝わった来るたびに、冷や冷やしながらロッドを寝かせ気味にしてラインを出す。
左へ歩きながらやり取りしているうちに、少しずつ魚が岸へと寄ってきた。
波打ち際でひらを打つ魚が偏光グラス越しに見えた。
チヌだ。
ハリは1本しか掛かっていないように見える。
と、波打ち際まで寄ってきていたチヌがまた沖へ向けて走り出した。
リーダーが魚の背中に擦れている。
チヌの硬い背びれで切れませんように・・・。
祈るような気持ちでやり取りだ。
チヌは何度か沖へと走ったが、疲れてきたのか、徐々に抵抗が弱くなってきた。
ふたたび波打ち際まで寄せてきたところで次の寄せ波を待つ。
砂浜にずり上げようと思うが、無理をすれば細糸が切れてしまう。
寄せ波に乗せて優しくランディングしなければ。
寄せ波が来る。
そっとチヌを砂浜にずり上げるが、体半分しか陸に上がらない。
ロッドを持つ右手でラインを張ったまま、ジーンズのベルトループに付けていたライトゲーム用のフィッシュグリップを左手で外す。
ラインテンションを緩めないように注意しながら恐るおそるチヌに近づき、チヌの口にフィッシュグリップを掛けて一気に砂浜にずり上げた。
ちょっとお腹回りが痩せているように見えるが、ヒレピンのきれいな魚体だ。
ルアーが魚体の下敷きになっているので分かりにくいが、テールフックの1本がカンヌキのところに掛かっていた。
痩せているのでもう少しあるように見えたが、長さは45cm。
ルアーを外してからフックを確認すると、カンヌキに掛かっていた1本は少し開いていた。
優しくやり取りしたつもりだったが、恐るべし、ヌチバワーである。
写真を撮ってからすぐにリリースしたが、蘇生措置もほぼ無しで元気に海に帰って行った。
本来の目的であるメッキやチビシーバスは釣れなかったが、思わぬ大物外道がライトタックルで獲れたことに満足して、明石川河口サーフを後にしたのでした。(^^)
本日のタックル/
ロッド
メジャークラフト 3代目クロステージ CRX-T862M
何度もしつこくて申し訳ないが、本当にこのロッド、役に立っています。
リール
ダイワ セルテート 2004H
ライン
YGK よつあみ G-soul X4 UPGRADE 0.3号
リーダー
YGK よつあみ 海藻ハリス 1.5号
ヒットルアー
アイマ プガチョフコブラ60 ピンクヘッドクリアカラー
オリジナルは90mm。
プガチョフコブラ60はまさに今回釣れた魚、クロダイ(チヌ)をメインターゲットに据えたペンシルベイトだ。
※チヌはリリースしたのでお魚料理のコーナー(?)はありません。(^^)
これは、読んだらやっぱりコメントせなアカンでしょう(笑)、PE03の1.5号、ほんまにお見事です!
ハリのサイズ考えたら、そりゃあ伸びるでしょう〜
このルアーは、チヌに良いですよね、沖縄のチヌにも、マングローブジャック(ゴマフエダイ)にも良いです ^^
中村さん、こんにちは。
いつもコメント、ありがとうございます。(^^)
>PE03の1.5号、ほんまにお見事です!
ルアーフィッシングをしている者の目で見るとそうですよね。
ぼくも恐々のやり取りでしたから。
でも、、、
チヌ狙いのエサ釣り(紀州釣り・フカセ釣り・かかり釣り・落とし込み釣り等)では、
ハリスの号数は1.5号~2号程度が標準だと思います。
(竿はかなりやわらかいとは思いますが)
それを考えると獲れて当然なのかな~とも思ったり・・・。
>このルアーは、チヌに良いですよね
そうですね。
魚のバイトをはじかないように浮力が調整されているようなので、
チヌの追尾してついばむバイトもしっかり掛けやすいんだと思います。
>沖縄のチヌにも、マングローブジャック(ゴマフエダイ)にも良いです ^^
沖縄でマングローブジャックのトップゲームがしてみたい!!(^^;
ひでさん、
>チヌ狙いのエサ釣り(紀州釣り・フカセ釣り・かかり釣り・落とし込み釣り等)では、
>ハリスの号数は1.5号~2号程度が標準だと思います。
>(竿はかなりやわらかいとは思いますが)
この目線!同感です。
チヌも然りですし、磯釣りでもかなり細い糸で青物の大きいの獲ったりしますよね。
僕もあそこにはヒントがたくさんと思っています。
竿がキャストやアクションの要素を省いた、やりとりを主眼に設計されたものであることを差し引いて、というかああいう竿であることも材料に。
大蔵のシーバス用ペンシルでブリ釣るのもそうだったですが、沖縄でライトゲームで入ってくる大型の魚を獲るにも、あの辺の感覚から学ぶものがたくさんと思ってます。
それはそうと・・・
>沖縄でマングローブジャックのトップゲームがしてみたい!!(^^;
ぜひ!(^^)
中村さん、おはようございます。
エサ釣りの経験はルアーフィッシングに活きてくるし、その逆もまた真なりですね。
ライトゲームの経験がシーバスフィッシングに活かされたりということもあるし、ある魚種のエサ釣りの仕掛けを他の魚種に流用してみるということもあるでしょう。
トライ&エラーを繰り返しながら、自分なりに創意工夫した仕掛けで狙った魚が釣れた時の喜びはまた一入ですよね。(^^)
そんな釣行記をたくさん書けたらと思うのですが、いくらトライしてもエラーばかりでなかなか釣果に結び付きません・・・(^^;