2016年8月27日、こばさんがエサなしサビキ(ウルトラライトショアジギング)を覚えたいということで、一緒にウルメイワシ狙いで大蔵海岸に出かけました。

朝マズメにはボイルも出るので、こばさんはシーバスロッドも持参。邪魔くさがり屋のぼくは同じロッド&リールでできるケンサキイカとアオリイカの新子を狙いました。(^^)

 

潮流表

※『大阪湾海上交通センター』より

潮 ・・・長潮
水温・・・26.0度
天気・・・くもり
風 ・・・北の風やや強し
時間・・・1時半~7時半

 

こばさんは大蔵の駐車場が開く5時から合流するが、ぼくはケンサキを狙うのと、こばさんのボイル狙いに少しでもいい場所を取るために1時半に現地着。

ぼくが行くのと同時に3~4人の釣り師が帰っていき、ラッキーなことに角のポイントが取れた。

すぐにヤマシタ ナオリーRH 2.2号 ピンクOBケイムラカラーナオリーおっぱいスッテ 夜光ピンクエビカラーの2段仕掛けをセット。

このところ大蔵のケンサキの数はめっきり減ってしまったようなので、あまり期待はせずに投げ始める。

その予想通りアタリは遠く、最初の1杯が乗ったのは30分後くらい。

ケンサキイカ

まだこんなサイズがいるんだというような可愛いケンサキがスッテを抱いてあがってきた。

次の1杯はこの日の最長寸12cm。

ケンサキイカ

この日の潮は長潮。しかも今は全く動いていない。

イカの活性も低いのか、しゃくった時にグッと重みが乗ってもすぐにばれてしまうということが何度もあった。

ケンサキイカ

活性の低さを証明するかのように、この日のイカはすべてスッテの方を抱いていた。

ケンサキイカ

夜明けまでになんとか4杯。

そろそろこばさんが来るころだが、それまでアオリの新子でも釣っておこうとヤマシタ エギ王Q LIVE 2.5号 RPFカラー(夜光ボディ)にチェンジ。

足元にチョイと投げ込んでカウントダウンし、しゃくり上げる。2回目のフォールの後のしゃくりでいきなり乗った。

アオリイカ

まだかわいいサイズだ。

ここでこばさん登場。サビキを開始する。

市販サビキ仕掛けの下にナス型オモリ1.5号程度を付け、キャスト後、ワンピッチ~クォーターピッチ程度でしゃくってくる。

元来サビキ仕掛けは疑似餌だから、これは立派なルアーフィッシング(ウルトラライトショアジギング)である。

こばさんが仕掛けを準備しているうちに見本を示そうと仕掛けを投げ、着水後2~3カウントくらいでしゃくり始めるとすぐにアタリがあった。

「おっ!おるおる!」

こばさんに声をかけると、こばさんもすぐに仕掛けをキャストする。

「あっ!いますね!」

見るとこばさんのロッドティップもクンクンと引き込まれている。

小サバかと思うほどやけによく引く魚をゆっくり寄せてくると、大きな魚影がサビキ仕掛けに何匹も付いている。

そのまま波止に抜き上げると刺身サイズのウルメイワシが4連でかかっていた。

そこから1時間ほどはイワシの入れ食いを堪能。こばさんも「楽しいですね~!」と満足げである。

この日のウルメは型も良く、15cmを頭に63匹の釣果だった。

ウルメの喰いが一服したところでこばさんはトップでシーバス&チヌ&青物狙いに。ぼくは再度エギ王Q LIVEを付けてエギング開始だ。

ちょうどこのころから潮が良く動き始め、ボイルも出だした。またアオリの新子も活性が高くなっていたようで、エギへの反応がすこぶる良い。

で、すぐに釣れた1杯。

アオリイカ

見ているとエギの周りに4~5杯の新子がまとわりついてくる。

アオリイカ

そうこうしていると「出た!」というこばさんの声。が、一瞬乗ってすぐにばれてしまった。

出た瞬間に尻尾で海面をはたくのが見えたので、間違いなくシーバスだ。

「う~~わ!う~~わ!!1年ぶりのシーバスやったのに~~~!!!」

こばさんが悔しがる。

うんうん、わかる、わかるよ、その気持ち!(^^;

この日の潮は、このポイントでできる潮目で必ずシーバスやチヌのボイルが出る。潮目に狙いを絞ってやっていれば必ず次のチャンスはあるはずだ。

と、その予想通りこばさんの「出た!」の声が響く。

「あっ、でも乗れへん!……また出た!…あっ、乗れへん!」

「巻くスピードをちょっと遅くしてみぃ!」

「出た!乗った!」

一瞬のポーズが功を奏したようだ。

ドラグの音が響く。ロッドが気持ちよく曲がっている。

「シーバスか?」

「なんかチヌみたいな感じですけどね~」

「う~ん、エラ洗いせえへんなぁ」

「あっ、もう引けへんようになった」

「そりゃチヌやなぁ」

などと言っているうちに魚が浮いてきた。チヌだ。

「タモ入れしよか?」

「お願いします」

で、無事タモ入れ成功。

チヌ

計測すると49cm。年無しまであと1cmの良型チヌだ。

チヌ

「50cm無いですか~!?」(こばさん)

「無い!!」(ぼく)

「厳しいなぁ~~」(こばさん)

「無いもんは無い!!!」(ぼく)(^^;;

さて、チヌが釣れた。先日来の懸案を解決する時が来た。

「持って帰って食べてや~」

「そうですね、持って帰りますわ」

こばさんがチヌを締めている間にアオリ狙いに戻る。エギをチョイ投げ。フォールの後、しゃくると乗った。

アオリイカ

「な~んもせんでも釣れるわ」

「ほんまですね~」

エギを投げ返す。しゃくるとエギの周りに新子が湧いてくる。

アオリイカ

こばさんが見に来る。しゃくったエギがフォール中にアオリがエギを抱くのがはっきり見えた。

「あっ、今、抱きましたね」

「うん」

アオリイカ

フォールだけでも、

アオリイカ

しゃくっても、

アオリイカ

ステイさせても、

アオリイカ

釣れる、

アオリイカ

釣れる、、

アオリイカ

釣れる、、、

アオリイカ

と、「出た!」のこばさんの声。

ロッドが弧を描き、ドラグが鳴る。

「またチヌか?」

「チヌっぽいですね~」

「エラ洗いせえへんな」

「はい」

「あっ、竿叩いとるな、チヌに間違いないな」

「あ~、もう引かなくなりましたわ~」

今度は自分でタモ入れに成功した。

チヌ

計測するとこれも49cm。

チヌ

エサ釣りのチヌ師にとってはひとつの目標である年無しチヌ。その年無しにあと1cmと迫るチヌを30分ほどの間に2枚も上げるのだから、こばさん、大したものである。

「2枚も持って帰っても仕方ないのでこれはリリースしますわ」

タモに戻して優しくリリースした。

そんなこんなでこばさんはチヌ49cmを2枚とウルメイワシ多数。

ぼくは胴長12cmを頭にケンサキ4杯、胴長Ⅰ4cmを頭にアオリイカの新子13杯、15cmを頭にウルメイワシ63匹の釣果だった。

十二分の釣果に満足して2人して大蔵を後にしたのでした。(^^)

 

8月28日 追記

翌日、調子に乗ってエギを投げたらこんなのが釣れました。

アオリイカ

胴長24cm、619gありました。
こばさん、タモ入れありがとう!(^^)

 

使用タックル

ロッド
シマノ ソアレ BB S706ULT

リール
ダイワ ルビアス 3000

ライン
ラパラ ラピノヴァX 0.3号

リーダー
東レ スーパーL EX 2号

ヤマシタ ナオリーRH 2.2号 ピンクOBケイムラカラー
ヤマシタ ナオリーおっぱいスッテ 夜光ピンクエビカラー

市販サビキ仕掛け

ヤマシタ エギ王Q LIVE 2.5号 RPFカラー(夜光ボディ)