ぼくが初めて目にしたスナップホルダー(スナップハンガー)なるものは、パズデザインの「フックピンオンリールⅢ」という商品(上図左側)。
ほぼほぼ同じ形状をしたもの(OEM商品?)がタカ産業からも発売されています(上図中央と右側。商品名は「スナップホルダーフックリール」)。
名前のとおり予備のスナップを引っ掛けておいたり、はさみやラインカッターをつけたりするものですね。
なかなか便利そうなものですが、これぐらいなら自作できるんじゃないかと考え、作ってみることに。
まずまず納得のいくものが出来上がったので、あなたにもシェアしたいと思います。
ゼムクリップとラジオペンチでスナップホルダーを自作する
まずは完成品。
右側はシーバスルアーなどに使うダイワの Dスナップライトを引っ掛けたところです。
使うのは100均で売っているゼムクリップとこれまた100均のラジオペンチ。
ゼムクリップは「小」を使いましたが、もっと大きい物を作りたい場合は大きいゼムクリップを使ってくださいね。
「“約”250個入」って・・・。(^^;
それはさておき、100均の商品なのでもちろんお値段は110円。
ゼムクリップ1個当たりにするとわずか0.44円です。
(ちゃんと250個入っていればね。(^^;)
それではさっそく作っていきましょう。
まずは写真のクリップ上側のカーブの部分を利用して小さな丸を作り、ピンオンリールに取り付けるところを作ります。
クリップ内側のカーブの部分をラジオペンチで持って、、、
上側の線と交差するようにグイっと曲げます。
交差した部分から飛び出た部分はカット。
小さな〇ができました。
これをきれいに成形。
それらしくなりました。
次は下側のカーブの部分を利用してスナップを引っ掛けるところを作ります。
クリップの右側の線をラジオペンチでつまみ、、、
これまた左側の線と交差するようにグイっと曲げましょう。
こんな感じになります。
次は曲げた線の交差しているところから上の部分を反対側に曲げます。
線の上側の部分をラジオペンチでつかんで、、、
右側にグイっと・・・
はい、完成です。
ね、めっちゃかんたんでしょう?(^^ゞ
実際の使用例はこんな感じです
スナップを付けるのはワンタッチ。
外す時は逆方向に引き抜くだけと、もちろんこちらもワンタッチです。
実際にスミスのピンオンリールに取り付けたもの。
自作スナップホルダーにシーバスルアー用のスナップ(右側/ダイワ Dスナップライト)とエギング用のスナップ(左側/ダイワ EG(イージー)スナップ)を付けて、ラインカッターとともにピンオンリールに装着しています。
ピンオンリールの2重リングに自作スナップホルダー上部の円の部分を通しています。
こちらはダイワのピンオンリールに装着したもの。
ダイワのピンオンリールの2重リングはうまく回転させにくいため、自作スナップホルダー上部の円の部分とピンオンリールのリングとをスプリットリングを介して接続しています。
スナップ以外にもラインカッターやフックシャープナーをセットすることもできますよ。
慣れれば1個作るのに5分もかかりません。
海に持っていっているうちに錆びてくるので、何個か作ってストックしておくと良いんじゃないでしょうか。
まあ、仮に2個の自作スナップホルダーが3ヶ月で錆びてしまうとしても、1年で必要なゼムクリップは8個です。
(実際にはもっと持ちますが……)
100均で仕入れたゼムクリップは1箱「“約”250個入」ですから、250÷8≒31年分。
1箱110円で31年分のスナップホルダーが作れる計算ですね。
多分30年後には、ぼくはこの世に存在していないと思いますが・・・。(^^;
スナップホルダーはミニマムな釣りに最適
スナップホルダー(スナップハンガー)というものをどこのメーカーが最初に作ったのかは知りませんが、釣り師の“痒い所に手が届く”商品を作らせたら右に出るものがいない第一精工が「ノービナー+スナップホルダー」」を作っているほか、「ダイワ スナップキーパー」や「MAZUME(マズメ) スナップストッカー」など、色々なメーカーからスナップホルダーが発売されていますね。
各社が商品としてリリースするということは、当然それだけの需要があるからでしょう。
かく言うぼくもパズデザインの「フックピンオンリールⅢ」を見た時には、聖子ちゃんではありませんが“ビビビッ”とくるものがありました。(^^;
スナップホルダーを使うまでは、色んな釣りに使う各種スナップをまとめて入れたMEIHO(メイホウ)の「あきおくん」という小物収納ケースを釣行に持っていっていました。
上の写真の半分に折りたためるので十分コンパクトなんですが、それでも荷物と言えば荷物です。
そもそもぼくの釣行スタイルは朝夕マズメを中心に1魚種を狙うというミニマムなもの。
ラインブレイクなどで予備のスナップが必要になるとしても、1回の釣行でせいぜい2個もあれば事足ります。
当日の釣行に合わせた種類のスナップの予備が数個あれば、多種・多数のスナップを入れたケースを持っていく必要なんてないんですよね。
これがスナップホルダーというアイテムを見て“ビビビッ”ときた最大の理由です。
自作スナップホルダーのおかげで釣行時の荷物をひとつ減らすことができ、身軽でミニマムな釣行に役立ってくれています。(^^)
あなたの釣行に役立てていただければ幸いです
1個0.44円でかんたんに作れるコスパ最強の自作スナップホルダー。
ぜひあなたの釣行にも役立ててくださいね。(^^)
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